キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ15)

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14、哀願ページ15

べ「魔法っ、、✧」

ペン「とりあえず、キャプテンの作戦はこうです！」

『なるほど、、、、ローが海軍の気を引いてるうちにベポ君達がこの工場を壊すってことね、、、』

べ「ここの工場で作ってるドラッグはカルフェンタニルって言ってメチル1-(β-フェネチル)-(N-プロビニル-N-フェニルア」

『ご、ごめんね！もっとわかりやすくしてくれると嬉しいな！』

シャ「つまり普通のドラッグの4000倍の効力のあるやべぇ薬ってこと！」

『ありがとう！わかりやすいよ！』

ペン「俺達は今からここに乗り込んで、工場の破壊してくるけどAちゃんはどうするの」

『私はローの所に戻る、、、助けたい人がまだ向こうにいるの、、、、！』

べ「分かった！！気をつけて！！キャプテンがいるなら大丈夫だと思うけど！！」

『うん！みんなも頑張ってね！！！』

とは言ったものの向かう方向が分からない、、、、、

ふと脳裏にマルグレーテ・カプリの言葉が思い浮かぶ。

『人間が少しだけお願いできることを自然にお願いしているだけ、、、、、』

生えている木に手を伸ばして耳をつける。

『すいません、この森の中に怪我をしている女の人を見ませんでしたか？すごい傷なんです。助けに行きたいんです。教えてくれませんか。』

『........やっぱり私魔法なんて使えないよ、、、、』

何も起きないことに半分ガッカリし半分そりゃそうだ、と思いながら木から離れると

ザザッザザー

と木々が風に靡く音がして

『こっちだよ〜こっちこっち』

と声が聞こえる。

『？！だ、誰？！』

『怪我してる女の人こっちだよ〜！向こうの木達が痛い痛いって言ってるんだ』

『これは木の声なの？』

信じられない、、、木が私の声に答えてる、、、、

声に引かれるまま森の中を走っていく。

フワッと温かいものが胸に灯ると声が聞こえなくなり、少し乾いた血痕が森の奥の方に伸びているのを見つける。

『みんなありがとう、、、これはアリスの血、、、？酷い、、、、、』

こんなに出血してたら長く持たない、、、！

急がないと、、、、

その血を辿っていくとセイラムの後ろ姿が見えた。

『いた........！！！あっ、ローもいる！！アリスは、、、？』

アリスはセイラムの後ろでぐったりと倒れている。

生きてるの、、、？

お願い、生きてて、、、、