キスが呪い？【ONE PIECE】続 (ページ1)

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コンコンとドアをノックすると

「あぁ、入れ。」

と低めの声がドアの向こう側から返ってくる。

『えっと、、、しばらく借ります、、、』

ロ「よく夜中まで起きていることがあるが気にしないでくれ出来るだけ灯りは小さくするが」

『うん！分かった！こんな広いところで眠れるだけで有難い限り！』

ロ「そう言えばワシ屋の羽はどうした」

『え、一応胸ポケットに入れてるけど、、、』

ロ「しばらく預かっててもいいか？」

『うん、、？』

ロ「しばらくしたら返す」

その後ローは私に簡易ベッドを準備して、夜通し自分の机に向かって何か作業をしていた。

気になって一睡も出来なかった、、、、、

結局ローは日が昇るまで作業を続け「ふぅ」と一呼吸置くとベッドに潜ってしまった。

日が昇ると朝食の準備を始めるので私は目をしばしばさせながらベッドから降りてキッチンの方へ向かう。

ローは和食が好きみたいだけどみんながみんなそうじゃないからなぁ、、、

パンとかもいるよなぁ、、、、

まぁローだけおにぎり与えてれば良いでしょ、、、

なんて考えながら料理をしているとほかの人たちがひょこひょこ起きてきてキッチンを覗いていく。

「いい匂いで起きる日が来るなんて」
「絶対味噌汁じゃん」
「おばあちゃん家の朝の音がする、、、」

出来上がってみんなの元に料理を運ぶと、皆がいただきますをする前にお互いを押したり蹴ったりしながら手当り次第口に運んでいく。

その様子はまるで、

『せ、戦場、、、？』

ロ「お前らよく噛まないと消化に良くないぞ」

『あっロー！これはローのおにぎり。』

ロ「あぁ、ありがとう、、、、、おい、これ」

『ん、、？これ、、、パラディの羽、、、、？』

ロ「夜のうちに作っといた。ワシの羽は大きいから羽根ペンにしたら丁度いいと思ったんだ。」

夜通しでローが作っていたのはパラディの羽根ペンだったのだ。

『私のために........？！』

ロ「、、、ん、まぁ、、いや........」

『嬉しい、、、！大切に使う！！ずっと身につけてる！！』

ロ「そんなに喜ぶとは思ってなかったが、なら良かった。」

そう言うといそいそとローはベポ君たちの所へ行ってモグモグとおにぎりを頬張っている。

嬉しい、、、、嬉しすぎて少し泣きそうになってる。

この後の掃除も洗濯も頑張れる、、、、

ロ「次の島で買い出し班と偵察班に別れて行動する。各自準備しておけ」