Struggle83 ページ34
貴方side
王城「また戻ってきてくれて嬉しい。しっかり他のレイダーも育ててる。」
宵越「?」
佐倉「彼ですか……」
佐倉さんは宵越くんを見つめた。
佐倉「他校の者が言うのもなんですが…王城さんの力になれるように頑張ってくださいね。宜しくお願いします」
また彼は宵越くんに頭を下げる。
宵越「……?お、お……おう…」
井浦「佐倉はお前と同じレイダーだ。面白い相手になるぞ。」
宵越「面白い…?」
伴「井浦先輩の作戦は理にかなってる。俺達新人には詳しい説明を省いて適度な緊張感を与え、飽きる程それを行ってきた人……(小声)」
関「俺達も気を引き締めていこう」
人見「うん」
佐倉さんは私の元にも来てくれた。
ねぇ、紅葉礼儀正しすぎてビビってます。
佐倉「マネージャーさん…ですよね」
貴方「は、はい……!」
水澄「……」
横にいる水澄くんが彼をガン見してる……(笑)
佐倉「王城さんの大切な人だと聞きました。本日どうぞ宜しくお願いします。」
右藤「よ、宜しくお願いします!!!」
貴方「あ、えっと……」
また勘違いされてない?
王城「(ニコニコ)」
あ、事前連絡でなんか言ったな……
絶対言ったな……
貴方「た、多分勘違いされてると思いますが私達従兄弟なので……こちらこそ宜しくお願いします……!」
2人は目を丸くしつつも微笑んでくれた。
うん、確実に勘違いしてたみたいだね。
佐倉「それではご案内します」
山道……きつっ!!!
普通に駅チカと思い込んでリサーチしておかなかった私も悪いけど……
私も体力はある方だからよかった。
人見ちゃんと関くんが遅れつつも何とか全員今回使う体育館に到着。
貴方「ふぅ、到着!!」
畦道「おぉ!でっけーなぁ!」
宵越「にしても何でこんな山奥に。」
佐倉「元々小中学生が遠足や林間学校で使う自然公園なので!」
右藤「練習試合は午後として、まずは合同練習でいいんですよね?」
井浦「あぁ」
合同練習…!?
いいじゃんいいじゃん!いっぱい皆が学ぶチャンスだ!
またロッカールームにて彼らとひとつロッカー列を挟んだところで着替え、準備を始める。
王城「あ、A。タンクは借りれるからね!」
貴方「うん!」
カバディマネってやっぱ楽しいなあ。
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作者名:うじっしー | 作成日時:2021年5月19日 1時