Struggle64 ページ15
貴方side
それから体育館に移動して全員での練習が始まる。
伴「カバディ……カバディ…(小声)」
いや、相変わらず声ちっさ!!!
人見「ひやぁぁぁあ!!!」
人見くん本当に男の子なの!?って疑ってしまうくらい女子なんだけど……
あ、こんな事考えちゃダメだね……!彼は男の子なんだから!
貴方「よいしょっと……」
私は給水用の水道に行き、タンクに水を入れていた。
男子「おお!Aちゃん!!マネの仕事なう?」
あ、クラスの男子だ。
貴方「そうだよ!」
男子「頑張ってんなぁ!」
女子「あ!水城さーん!!」
貴方「山内さん!」
女子「こんなタンク運んで大変そうだね…!」
貴方「全然ヘッチャラだよ!」
今ではクラスでの居心地も改善されて、以前よりも人との関わりが増えた。
ほんと、カバディには救われてるよ。
部員が1番だけどね。
人見「あ!Aさん!一緒に運びますよ!」
貴方「人見ちゃ…あ、人見くん!」
ダメだ、ちゃん付けしてしまう。
人見「気にしないでください!呼びやすい方でいいので!(ニコッ)」
て、天使かよ……!!!
さっき練習で水澄くん人見ちゃんにめっちゃしがみつくようにアンティしてたけど可愛ければ何でもいいのか!!
貴方「ありがとう、一緒に運ぼうか!」
部員が増えたし水も前より満タンに入れるからかなり重い。
これはこれから人見ちゃんにもマネの仕事手伝ってもらわなくちゃ!
体育館に戻り、タンクの水にスポドリの素を入れた。
伊達「今日もA特製ドリンクか!?」
貴方「き、今日はただの粉入れたから特性じゃないんだけど……」
水澄「Aが作るドリンクは何でも特性だっての!」
なんかそれ照れるじゃん……///
貴方「はいはい、寄ってこないで練習してこーい!!」
水澄「えぇー!」
私は水澄くんと伊達くんをコートに押し返した。
人見「いつも何か作ってるんですか?」
貴方「私料理教室通ってるからそこで学んだ飲み物とかスポーツにいい飲み物作ってるよ!また人見ちゃんも手伝ってね」
人見「(パァァア!!)はい!!」
可愛すぎる……いつか私が抱きしめてしまいそうな可愛さなんだけど……
私は人見ちゃんから練習に励む彼らに目を移した。
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作者名:うじっしー | 作成日時:2021年5月19日 1時