呪われた悪魔の子 (ページ31)

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３０話ページ31

ハーマイオニー「大丈夫！？」

ハリー「((パーセルタング))」

ロン「ﾜｧｵ...」

貴方「え、えぇ...」

オリバー「危なかった...」

そっとオリバーは私を抱き締めた。

大蛇は私の方から、ハリーの方へ進行方向を変えた。

ハリー「(パーセルタング)」

スネイプ「ヴィペラ・イヴァネスカ！」

危ないと判断したのか、スネイプ先生が大蛇を燃やした。

ハッフルパフ生「悪ふざけはよせよ！」

私も...確か、パーセルタングを...？

みんなの怒りの矛先はハリーへ。

オリバー「君も...話せるの？」

自分がパーセルマウスだと言うことを、知り、知られたことが悲しかった

何故かは分からない。

嫌われるのが怖いのか、おふざけと思われるのが嫌なのか...

私は知らなかった。ずっと。蛇と何を話したのかももう覚えてない。あの時、自分が何をしたかすらも忘れたようだ。

貴方「ち、違うよ！」

オリバー「あ、A！！」

これ以上、驚いたオリバーの顔が見れなくなって、私は寮に逃げた。

ガチャッ

ロン「君、パーセルマウスだったんだね！」

ハリー「え？パーセル？何？」

ハーマイオニー「蛇と話せるのね！」

ハリー「そうなんだよ！...でも話せる人はいるだろ？Aだって！」

ハーマイオニー「二人くらいじゃない？話せる人はそうそういないわ。まずいことになりそう...」

ロン「あ...A...」

貴方「...」

私はうなだれていた。

オリバーにあんな態度を取ったこともそうだし、自分がパーセルマウス...

貴方「ハリー、知ってた？この前本で読んだんだけど、スリザリンのシンボルが蛇って言う理由は、サラザール・スリザリンもパーセルマウスだったのよ...」

ロン「そうだよ！皆君とAのことをスリザリンの曾曾曾孫だと思うぞ...！」

ハリー「僕は違うよ！有り得ないよ...」

貴方「彼は１０００年も前にいた人よ。可能性はあるよね」

そこからの生活、他の生徒からは私よりハリーの方が目をつけられるようになっていた。

あれからオリバーとは隣に座っても会話をしていない。

ハリーが自習から先に帰り、私もそのあと少したってから談話室へ戻った。

貴方「あ...」

談話室のソファには本を読んでいるオリバー。