episode170 ページ24
モランside
その夜……
俺とボンドは計画通り、グローヴァー伯爵邸にやって来ていた。
計画前、ルイスとフレッドにウィリアムの死という運命を変えないかと持ちかけられたが、これはウィリアムが望んだ結末。
ならばその運命になるよう俺達が動かなきゃいけないだろ。
案の定、警備体制はトップクラスの人員で、街の男も総出で屋敷を固めていた。
だが、そんなもの俺たちにかかれば一瞬で通過できる。
グローヴァー「…!モリアーティ!!」
俺はドアの前でウィリアムとグローヴァー伯爵のやり取りを見ていた。
グローヴァー「い…一体どうやってここまで…っ!」
1歩1歩グローヴァー伯爵に近づくウィリアム。
グローヴァー「待て!!よるな!!…目的は何だ!?この大英帝国に何の不満があってこんなことを!?まずは話し合おうじゃないか!!私ならきっと力になれる!」
ウィリ「……弁明は以上ですか?」
グローヴァー「……!!」
ダッ!!
グローヴァー「…くっ!」
ウィリアムが伯爵に向かって走ったが、伯爵が避けた。
サッ!!!
そして…伯爵自身の息子2人を盾にした。
ウィリ「…子供を盾に…見下げ果てた人だ……」
エヴァン「お…お父様っ!あの人が犯罪卿…!?」
グローヴァー「ハァハァハァハァ」
弟「ううっ…(涙)」
エヴァン「……っ!」
バッ!!!
その時、伯爵の長男が2人を庇うかのように前に立った。
グローヴァー「エヴァン…!!」
エヴァン「…僕の…!僕の命を上げます!!だから父と弟の命だけは助けてください!!お願いします!!……お願いします!!」
モラン「……ウィリアム、俺が代わりに……」
ウィリ「……いや…これは僕がやるべき事だ。」
またウィリアムは彼らに向かって走り出した。
エヴァン「…!」
ガッ!!!!
ザシュッ!!!!
伯爵の息子を退けて、グローヴァー伯爵の胸を一突き。
グローヴァー「がはっ!!!」
エヴァン「……お、おと……お父様!!!うぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
息子二人が泣き叫ぶ中、ウィリアムは長男に話しかけた。
ウィリ「…僕は君の命を懸けた覚悟を踏み躙った。」
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うじっしー(プロフ) - 梓さん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです!!そのお言葉で更新頑張れちゃいます!ありがとうございます!! (2021年4月13日 18時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 更新ありがとうございます!!更新の話数が多くてとっても嬉しいです!これからも楽しみに読ませていただきます(≧∇≦) (2021年4月13日 18時) (レス) id: 4a35916047 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - アルパカさん» いつもいつもありがとうございます!アルパカさん大好きだァァ! (2020年12月11日 17時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 早い、早いぞパート4!そして面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2020年12月11日 17時) (レス) id: e49c543ba9 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 心美*°(見る専門)さん» 投稿をして誤字の見直しをしていたらこんなにも早くコメントを頂けるなんて!前回のPartでもコメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ頑張りますねっ (2020年12月11日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年12月11日 0時