4話 ページ5
不死川「御館様、失礼つかまつる。」
不死川様は箱を持ち、私の腕をとって部屋の上へ。
炭治郎「禰豆子おおおおお！！」
不死川「出て来い鬼！お前の大好きな人間の血だ！」
私はちらっと冨岡様を見た。
冨岡「……」
申し訳なさそうに私の顔を見ていた。
ガチッ！！！ギィッ……
箱が開らき、可愛らしい女の子が出てきた。
禰豆子「ふぅ……ふぅ……」
目の前で二人の血が流れていると言うのに……
不死川様に3回も刺されたというのに……
炭治郎「禰豆子！！」
禰豆子「ﾌﾟｲｯ!」
禰豆子ちゃんはそっぽを向いた。
御館様「どうしたのかな？」
「鬼の女の子はそっぽ向きました。不死川様に3度刺されていましたが、目の前にA様と不死川様の血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです。」
御館様「ではこれで、禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね。」
炭治郎・不死川「「！！」」
御館様が炭治郎に言葉をかけている。
貴方「ごめんね……禰豆子ちゃん……無理させたね……」
禰豆子「！！」
禰豆子ちゃんは私の悲しそうな顔を見て驚きつつも、何故か私の頭をポンポンと笑顔で撫でてくれた。
この子いい子だ。
率直にそう思った。
柱合会議が終わり……
不死川「その……さっきはすまねぇ。」
貴方「ほんっと、不死川様のすることにはビックリしたわ！」
普段の傷に比べたらかすり傷のようなものだったので、呼吸で血は止まった。
貴方「次変なことしたら、不死川様の御屋敷にベトベトのおはぎぶち込みますからね！(ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ)」
不死川「///(か、かわい…)」
貴方「何ですか！その嫌らしい顔は！」
不死川「うるっせー！何でもねぇよ！！！///」
柱合会議が終わったのにぼーっと空を見ている時透様がいた。
貴方「時透様、会議は終わりましたよ」
時透「……ほんとだ…………屋敷に戻らなきゃ」
本当に不思議な子だなぁ。
皆あまり話したりしないけど、私は柱の皆とよく話す。
悲鳴嶼「Aよ……痛かっただろうに…腕の消毒はしっかりとな」
貴方「悲鳴嶼様、ありがとう！悲鳴嶼様も泣きすぎはダメよ！」
悲鳴嶼「御意……」
伊黒「……」
甘露寺「(ｷｬｯｷｬｯ)」
宇髄「今日のAは一段と派手派手だったな！」
貴方「宇髄様には負けますよ」
宇髄「そうか！はっはっは！！」
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年8月13日 2時
