検索窓
今日:16 hit、昨日:11 hit、合計:16,422 hit

11話 ページ13

貴方「それじゃあ私はそろそろ、御屋敷に戻ろうかしら。」






炭治郎「Aさん!何から何までありがとうございます!あの時も…柱の皆の前にいた時も救われました」





貴方「(ニコッ)」





ガラガラーーー






そのまま蝶屋敷を後にした。







炭治郎side





まさか、Aさんが見舞いに来てくれるとは…



柱の中でも一際優しさとまともさが目立っていた。




炭治郎「鮭だぁ…」




伊之助「Aさんの握り飯、また食いてぇ」




善逸・炭治郎「「(ジーーーー)」」





伊之助「な、なんだ!なんだその目は!!////」




善逸「別に俺には禰豆子ちゃんがいるからいいんだけどさ、お前柄に無く落ちたのか?」




伊之助「ち、ちげーー!!!!ただ飯が美味かっただけだ!!」




そう言って掛け布団を頭から被った。




善逸「なんだよコイツ。。ふぁーあ。なんか腹一杯で眠くなってきたなぁ」






ってもう鼻風船作って寝てるし!!善逸はほんと変わったヤツだ。





手のひらにAさんが作った握り飯。




優しさの塊だなぁ。






ガラガラーーー






胡蝶「炭治郎くん、調子はいかがですか?」




炭治郎「さっき、Aさんが握り飯を持ってきてくれたんです!」




胡蝶「Aさんらしいですね。(ニコッ)あの方は仲間思いの素敵な方なんですよ。柱個人個人とも仲良くて…中々あんな方いませんよ」






そうなんだ……やっぱり姫だからなのかな?






胡蝶「特に炭治郎くんを気にかけてらっしゃると思います。柱合会議前のあの件で、鬼の子と炭治郎くんを傷つけたと思ってるからでしょう」




たしかにあの件は許し難いこともあるけど…





炭治郎「寧ろ俺はAさんの存在に救われました。緊迫感あって正直恐れおののいたけれど、Aさんの優しさに…」





胡蝶「でもこの世界ではAさんのように優しいだけじゃ守れないものもあるんですよ。」






その言い方は何故か、Aさんの昔に何かあったような言い方だった。






胡蝶「さ、炭治郎くん。ゆっくり休んでくださいね。」





ガラガラ…







もし、もっとAさんと打ち解ける事ができたら……少し話だけでも聞けたらいいな。





きっとあの人も何か抱えているんだ。




鬼殺隊で何も抱えずに生きている人はいない。




俺は貰った握り飯を、残さずに頬張った。

12話→←10話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月13日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。