【wrwrd】呆気なく捕まりました3【軍パロ】

護衛を任されました ページ14

os「……一体、なんの真似事ですかな？」

a外「ﾌﾊﾊｯ……ちょうど、その新作が出来たんですよね、ですが……」





それの実験体がいなくてですね




『っ！走って！！』

出口を塞いでいた兵士を無理やり蹴飛ばしドアを開け誘導する
くそ、外交官までもイカれてたか。

a外「おや、随分と横暴な護衛ですね。
手を出してきたのはそちらですから？」

すると先程まで倒れていた兵士たちはよろりと起き上がり構え始める

shp「ﾁｯ」

隙を見せんとショッピさんが兵士たちを再び地面に打たせ城の外へと足を急がせる

『トントンさん、今すぐインカムで』

tn「ちゃう、わかってんねん、くそ。なんで繋がらへんねや」

カチカチと焦る様子を見せながらインカムの反応を確かめるがどうやら通信が悪いらしい

os「トントン落ち着き、何かが電波の邪魔をしてるんやろ。
ほんま厄介な国に捕まったもんや」

shp「とりあえず急いで出口に向かいましょう。手荒な真似はしたくないんで」

チラリと後ろを見ると先程までノックダウンしていた兵士たちがこちらに向かってきていた

『っ！？なんで、さっきショッピさんが気絶させたはずなのに』

os「ゾンビとかは映画だけにしてほしいめぅ〜」

必死に出口に足を運ぶがズンズンと人間とは思えないような速さでこちらに向かってくる兵士
化け物だ。あれは人間なんかじゃ

『ｯ！！』

shp「Aさん！！」

化け物の速さに勝てるはずはなく一番後ろにいた私は案の定殴られ吹き飛ばされた

『ッ……い"っだぁ……』

tn「A！！」

『！』

どうやらターゲットは私のようだ、間髪入れる事なくこちらに走ってくる
はっ、まずは弱い奴からってか、

『やかましいわｯ!!』

兵「ぐぉぁ！！？」

太ももに隠していた小型ナイフを素早くとり兵を迎え撃つように傷を負わす

『女だからって、舐められたものですね』

私が何年近距離戦を習わされたとおもってるんだ

兵「あ"ぁ"……ぐっ……」

『まだ生きてたんですか、ほんと化け物みたいな生命力ですね』

命だけは残してやろうか、のちのちトントンさんに怒られそうだし

ﾍﾟｯと口の中に含まれる血を吐き再度オスマンさん達の元へ駆けつける

tn「おま、A、血が出て」
『平気です、大臣に殴られ続けた時よりはマシですよ。
焦ってる暇はないです、はやく出口へ』


なんてったって敵は化け物だ。

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