捕まりました ページ17
とりあえずどこに隠れようか。
生憎私はこの城の構図をしらない。そこが厄介なところなのだ
軽く走りながらキョロキョロと周りを見渡す
ふと1つの部屋が目に付いた
『……ここなら、棚も多いし見つかっても巻けそう。』
まずはココに息を潜めよう。
ｶﾞﾁｬﾘとドアを開ける
開けた瞬間に広がる独特な匂い、雰囲気、落ち着きのある空気。
『……すご。』
数々の棚にぎっしりと詰められた本。
ここは図書館と呼ばれる部屋だ。
『こんだけ棚が並べられてるとなかなか見つけられないよね。』
ｽﾀｽﾀと奥へ奥へと歩いていく
??「おや、珍しいお客様ですね。」
『！！』
突然声をかけられ声の主を見る。
？？「どうやらビックリさせてしまったようですね、失礼しました。」
『あっ、いえ、とんでもないでございます』
咄嗟に口を走らせる
？？「ございま……？ﾌﾌｯ。
ここはあらゆる本が眠る部屋、好きなだけゆっくりして言ってくださいね。」
ﾆｺﾘと清楚に笑って見せるその人にいまから鬼ごっこするのでここで暴れますなんて誰が言えよう
『……ありがとうございます、では少しここで休憩させてもらいますね。』
どうぞごゆっくりと言った所でﾎﾟｰﾝと音が鳴った
どうやら5分が過ぎたらしい
『……始まった』
始まってしまった、最後の賭けが。ゲームが。
『……そう言えば』
私、幹部の人たちの顔知らないんだった。
？？「えぇ、始まってしまいましたね。」
『えっ』
？？「まさか自ら私の部屋に来てくれるとは思いもよらなかったですよ」
もしかして知らなかったんですか？
先程までニコニコと笑っていた男は読んでいた本を机に置き、椅子から立ち上がる
やばい、こいつ
em「初めまして、幹部が1人、エーミール。
以後お見知りおきを。迷子のスパイさん？」
鬼だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むっちゃまっちゃ - なんやかんや仲良くて好き,,, (2022年2月25日 23時) (
レス) @page49 id: 41cf5c918b (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 寝起き弱いのいいですね〜〜かわいい！お酒弱かったり() とんぞむとの絡み待ってます 手合わせとても楽しみです 更新まってます (2019年1月27日 14時) (レス) id: 3d5242b8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリィ - いつも楽しみにしていたのですが、今回は特にうれしかったです！狂犬組、ありがとうございます！ (2019年1月26日 14時) (レス) id: 45f4151292 (このIDを非表示/違反報告)
シズネ - おっ…お体を壊した…!?な…なんと…体調に気をつけてゆっくり休んで下さいね。 (2019年1月20日 23時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
空き缶 - 小説の続きが出てないか３０分に５回ぐらいのペースで見にきてます！何度も何度も読み返してもすごく続きが気になるお話でした！次の投稿待ってます！応援するので頑張ってください！！！！ (2019年1月17日 22時) (レス) id: ffec0c0bbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びんの蓋 | 作成日時：2019年1月9日 20時
