貸し ページ38
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ドラ｢なぁA、Aは選択科目何を取った？｣
魔法薬学の授業中、
半ば定位置になった隣の席のAへ話しかける。
『魔法生物飼育学、それとマグル学』
ドラ｢げ、なんでよりによってマグル学なんか…｣
『別にいいじゃない。せっかくなら普段あまり触れることの無い学問に触れてみようと思ったの。』
ドラ｢ふん、天才様の考えることはわかんないねぇ｣
スネ｢天才様じゃなくても、授業を真面目に受けることくらいは出来るだろうミスターマルフォイ？そんなに吾輩の授業は退屈でおしゃべりに向いてるかね？｣
ドラ｢げ…｣
背後から聞こえる静かな声に振り向いてみれば
スネイプが眉間に皺を寄せた顔で見下ろしていた。
スネ｢それとも…そんなに吾輩の魔法薬学は簡単かね？｣
ドラ｢いいえ…｣
スネ｢ふん。ではミスターマルフォイ…縮み薬の材料は、雛菊の根、萎びいちじく、死んだ芋虫とあと2つはなんだね？｣
教卓に歩いて戻りながら
嫌味たらしくスネイプがそう聞く。
くそ、分かるわけないだろ。
スリザリン寮の先生とは言え
こういうねちっこい所は好きになれそうもない。
『…ネズミの脾臓とヒルの汁』
悔しながらも分かりませんと答えようとした時、
横からAが小声で言ってくる。
ドラ｢え？｣
スネ｢やはりわからぬか…。正解は…｣
ドラ｢ネズミの脾臓とヒルの汁｣
スネ｢ぬ…。正解だ。分かってるなら早く言え！｣
スネイプが悔しそうに
眉間のシワを深くしていた。
ふん、ざまあみろ。
ちらりとAに目を向けると
珍しく少し楽しそうに笑っていた。
『貸し、ね。』
ドラ｢っ…！｣
ほんと、抜け目のないヤツめ。
ほんの一瞬…
ほんっっの一瞬だけ可愛く見えた気がしたのが
馬鹿みたいだ。
僕はふんっと鼻を鳴らして前を向き直った。
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
