鼓動 ページ21
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ドラ「もしかしてこれの事か？」
『え！？そう！それ！！！ドラコが拾ってくれたの？！』
マク「静かに！授業中ですよミススペンサー」
『あ、すみません』
マク「ほんとうに、今日は珍しいですね」
ぺこりと頭を下げながらAは僕に向き直り、
ロケットを受け取った。
『わぁ…よかった…本当にあってよかった』
ドラ「あ、あぁ…昨日談話室に落ちてたのを拾ってやったんだ。この僕に感謝しろよ」
ギュッとロケットを握りしめ、
額を近づけるように顔を伏せるAの頭上で鼻を鳴らす。
『うん、うん…！ありがとうドラコ』
そう言って僕を見上げたAの顔は
笑っていた。
少し目尻に涙を混じえた
花がほころんだような
そんな顔。
今まで見た事のないAの表情に
僕は思わず息を飲んだ。
なんだその顔…
鼓動が早い。
心臓が耳にあるんじゃないかってくらい
うるさい音がする。
体が熱くて、全身に熱が回る。
なんだこれ。
『どうしたのドラコ、顔真っ赤だけど…』
覗き込んでくるAの瞳に思わず吸い込まれそうだ。
ドラ「うるさい！」
マク「授業に集中なさいミスターマルフォイ。
そこ2人！さすがに目にあまります。放課後、罰を与えるので部屋に来なさい」
眉間に皺を寄せたマクゴナガルに
ピシャリと言い放たれる。
周りの奴らはくすくす笑ってるし
覚えてろよこいつら。
そして全ての元凶を横目に見ると
そこに居たのはいつもと同じ能面の女の子だった。
っくそ、お前のせいで
早まった鼓動を隠すように
握った拳を小さく机にうちつけた。
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
