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あの顔 ページ9




『男の子も噂話が好きなのね。いい勉強になったわ。』


怒った風でもなく、淡々と言葉を紡ぐ。


ドラ「べ、別に僕らはお前の噂話をしていたわけじゃ…」

『気にしなくていいよ、慣れっこだから。でも私の噂話なんてしてもそんな面白いことなんてないよ。』

クラ「嘘つけ!だって明らかに1年生じゃないくらい魔法使えるし、夜だっていなくなるし!」

『さぁ、努力の差じゃない?あなた達も努力したらこれくらいすぐなれるわよ。夜は1人で部屋にいるだけ。人と関わるのが面倒だから。』


淡々と。
あくまで淡々と話す。

そうだ。
初めて会った時にこいつが言った言葉。


【誰かと仲良くするつもりなんてないから】


本当にこいつは誰かと仲良くなるつもりが無いのだろう。

そうなのだ。

別にAは明らかに性格に難があるタイプじゃなさそうだし、授業中など人と関わらなきゃならない場面ではそつなくこなす。


人と仲良くできない、というよりは
誰にも興味が無い、
そんな風に思えた。



ドラ「…1人が、寂しくないのか?」

『…』


今までなんの表情も映さなかったAの顔に
少し影が落ちた。


『…寂しいなんて感情は、私にはないの。』


それだけ小さく言い残すと、
Aはローブを翻して校舎の中に消えていった。


クラ「ふん!変なやつ!」

ゴイ「マルフォイ!あんなやつ気にするだけ無駄だって」


クラッブとゴイルが何か言っていたが
僕の耳には入ってこない。


またあの顔だ。

僕の頭に焼き付いて消えないあの顔。

初めて会った日の記憶から消えないあの顔。


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設定タグ:ハリーポッター , ドラコ・マルフォイ , 子世代   
作品ジャンル:恋愛
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ!ありがとうございます!ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`*)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます!これからも頑張ってください! (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美愛 | 作成日時:2023年2月2日 8時

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