お泊まり ページ8
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『今日からお世話になります！』
ナル「あらあら、そんな畏まらなくていいのに。早く中へどうぞ？…ほらドラコ、Aちゃん連れてってあげなさい。」
ドラ「…はい、母上」
Aの右手にあった小さめのトランクを魔法でひょいっと運んだナルシッサは、
玄関口で腕を組んで壁にもたれていたドラコにそう言い放つ。
面倒くさそうな顔をしたままAの前を歩き始めたドラコの後を、Aはパタパタと追いかけた。
───Aがシエラからアルフィーの出張について2人でアメリカに行ってくることを聞かされたのは夏休みも始まったある日。
1週間くらい出かけてくるそうで、1人で留守番は少し寂しいなと思いつつも屋敷しもべもいるし大丈夫かと思っていれば、
「ナルシッサに話は通してあるからAはマルフォイ邸に泊まりに行っててね」とシエラからサラッと伝えられたのであった。
『本当にこの度は母が急なご迷惑を…』
ナル「あら、全然構わないのよ。むしろAちゃんが泊まりに来てくれて嬉しいわ。」
広間のソファに腰掛けながらぺこりと頭を下げるAに、
手作業で紅茶を入れながらナルシッサはにこやかにそう言う。
ナル「それにAちゃん昔はよく泊まりに来てくれてたじゃない？ちょうど寂しかった頃よね。ね、ドラコ？」
ドラ「は、母上！そんなことはありません。」
ナル「もう、素直じゃないんだから。気にしないでねAちゃん。これでも今朝までAはいつ来るんだー、何時に来るんだーってずーっと言ってたんだから。」
ドラ「母上！」
ナル「あらあら怒られちゃう。でもそういう事だから気にせずゆっくりしていってね。」
ふふふと少女のような笑みを残すと
ナルシッサは広間を後にした。
社交的な場ではルシウスの良き妻として気品溢れる立ち振る舞いをしているナルシッサが、家では少し子供のような可愛らしさを見せる所がAは好きだった。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
