過保護 ページ7
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『な、なんかごめんね？バジリスクの事件以降、ドラコが無駄に過保護になっちゃって…』
ドラ「過保護なんかじゃない。お前は目を離したらいつ何に巻き込まれるかわからないから見張っているだけだ。」
ロン「それを過保護っていうんじゃ…」
ドラ「あ？」
ロン「…なんでもないよ。」
ハー「マルフォイ、そんな威圧的な態度とらないでくれる？ここに居たいなら友好的とまではいかなくても居心地の悪いことしないで欲しいわ。」
ロンをギロリと睨んだドラコに
ハーマイオニーがピシャリと言い放つ。
ハーマイオニーの言葉にドラコは少しだけ嫌そうな顔を向けたが、何も言うことなく、
唇を引き結んだまま再びそっぽを向いた。
──石になったハーマイオニーがAと同じく目覚めたあと
ドラコはハーマイオニーにぼそりと「悪かったな…」とだけ言ったらしい。
「主語がないし、最初なんのことを言っているのか分からなかったわ」と、ツンとした口調でハーマイオニーはその時の事をAに教えてくれたが、
口調とは裏腹にハーマイオニーの口元は少しだけ柔らかく微笑まれていた。
数日前のそんな出来事を思い出しながら
Aは口元を手で覆うようにして肘をつき、ただじっとホグワーツ特急の車窓を眺めるドラコの横顔を見つめる。
どんな心境の変化なのだろうか。
Aにはあまりよくわからなかったが、
それでも本来の優しい彼の素顔が覗けたような気がして嬉しくなった。
その温かい心地のままドラコの頭へと手を飛ばし、
そっとホワイトブロンドを撫でる。
ドラコはぎょっとしたような顔つきになった後、
「なんだ？」と訝しげにAを見た。
『えっと…、いい子いい子、的な？』
ドラ「はぁ？」
心底わけが分からなそうな顔で眉を潜めるドラコ。
ジロジロとAを見た後に、はぁーと深いため息をついて、
再びふいっと視線を車窓へと戻した。
ロン「…ねぇ、Aはなんでそんなご機嫌なの？今のやり取りにどこかご機嫌になる要素あった？」
『ふふふ、別に？なんでもないの。』
にこにこと嬉しそうにするAと仏頂面を浮かべるドラコ。
そんな2人を首を傾げながら見つめるロンとハリー。
そして興味無さそうに相変わらず分厚い本を読むハーマイオニーの口元には微かに笑みが綻んでいた。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
