デート…？ ページ32
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…これってやっぱり…デート、なのかな
セドリックと一緒にハニーデュークスやゾンコのお店を見て回った後、ひとつの小さな雑貨屋さんに入る。
店内には木やガラスで作られた小物が色々と置いてあり、見ているだけで楽しい気分になった。
───ううん、楽しいのはきっと…
ちらりと横目にセドリックを見上げる。
セドリックと一緒にホグズミードを回れるなんて、やっぱり夢なんじゃないだろうか
そう思いぎゅっとほっぺたを摘んでみるもちゃんと痛い。
やっぱり現実だと、喜びを噛み締める度に幸せな気持ちに包まれた。
セド｢何かいいもの、あった？｣
『ひゃっ！？』
後ろから覗き込むようにして話しかけてくるセドリックの口はAのすぐ耳元にあって。
吐息まで感じれるほどの距離で囁かれる低い声に思わず背筋が震えた。
セド｢ごめん、びっくりさせちゃった？……って、それかわいいね｣
『へ…？』
動揺のあまり、無意識のうちに何か触っていたらしい。
慌てて手元に視線を向けると、可愛らしいピンクのサテンのリボンがついたヘアピンだった。
Aに手を添えるようにしてセドリックはゆっくりとヘアピンに触れる。
そしてそのままAの手からするりと抜き取ると、Aの髪にそっと合わせた。
セド「うん、思った通り。すごく可愛い」
にっこりと微笑まれ、また鼓動が速くなる。
セドリックの近くにいるだけでこれ以上速くなったら死んじゃうんじゃないかって思うくらい鼓動が速くなるのに、いつもそれを更新させるんだから本当にずるい。
セド「じゃあこれ買ってくるから、少し待ってて？」
『あ、…え？』
Aが遠慮の言葉を言うことも忘れ放心している間に、セドリックはあっという間に会計を終え戻ってきた。
簡易的なラッピングが施された紙袋を差し出し、柔らかな微笑を浮かべる。
セド「はい、プレゼント。タオルのお礼」
『そ、そんな受け取れないです！』
セド「Aちゃん絶対そう言うと思ったから先に買って来たんだ。…あーあ、僕はヘアピンつけないし、受けとって貰えないとせっかくの可愛いピンが可哀想だなぁ」
そんな風にいたずらっぽく口を尖らして言うものだから、もう断ることなんて出来なかった。
『じゃ、じゃあ、ありがたく…』
セド「うん、素直に喜んで貰える方が僕も嬉しい」
そう言ってAが大好きなキラキラの笑顔を浮かべて頭を撫でるんだから、もっと好きになるのだ。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
