嬉しいから！ ページ26
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『いいのいいの！バカは風邪ひかないらしいし、きっと私ひかないよ』
ドラ「チッ…！おいクラッブ、お前の傘貸せ。」
クラ「え？」
ドラコは後ろに居たクラッブとゴイルの方を振り向き、
ドラコと同じように大きな傘をさしていたクラッブから半ば無理やり傘をぶんどる。
ドラ「お前たちは一緒の傘に入っていろ。」
クラ「ええー？！」
ゴイ「肩が濡れちゃうよ！」
ドラ「うるさい。つべこべ言うな」
そう言ってクラッブから奪った傘をハーマイオニーの方へフンと差し出した。
ドラ「心から感謝して使え。」
ハー「え、ええ…。」
戸惑いながらもドラコから傘を受け取ったハーマイオニーは、大きな傘の下に隣にいたロンと一緒に入る。
『えへへ、ありがとうドラコ。』
ドラ「…？何故お前が礼を言う」
『嬉しいから！』
にまにまと幸せそうな笑顔を浮かべるAの顔を見て、
ドラコは忌々しげにチッと舌打ちをするのだった。
ハー「…ほんと、あの子には敵わないわね。」
ロン「そうだね……って、お！選手たちが入ってきたぞ！」
ロンの指差しを合図に、観客のみんなが一斉にグラウンドの方へと視線を向ける。
ちょうど真っ赤なユニフォームと、その反対側からカナリア・イエローのユニフォームを纏った選手たちが入場してくるところだった。
ロン「そっか、今年からハッフルパフのシーカーはセドリック・ディゴリーか。これは手強いぞ…」
『セドリック先輩…』
セドリックの試合を見るのは初めてだ。
どんな試合をするのだろうか…
やっぱりスマートでかっこいいのだろうか
そんなことをAが思っていると、
ハッフルパフの観客席からキャーっと黄色い悲鳴が上がった。
見ればセドリックがニコニコと手を振っている。
ドラ「フン、いいご身分だ。」
ドラコはチッと舌打ちをしたが、Aはどうかハリーやセドリック、そして選手のみんなが無事試合を終えれますようにと、手を組んで祈った。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
