珍しいこと ページ22
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ドラ「あ、あぁ…この通りさ」
パンジー、そして取り巻きであるクラッブとゴイルも近くに来ていたようで
スリザリン生に囲まれてしまい、席に戻るに戻れなくなったドラコは立ちつくしたままそう答える。
パン「そうよね。痛いわよね。」
ドラ「時々さ。…でも運が良かったよ。マダムポンフリーの話だと下手すると腕が取れていたかもだって。」
パン「あら、大変！」
大袈裟なくらいに心配そうな顔を向けるパンジーに、
ドラコはこちらもこちらとて大袈裟に顔を顰めてみせた。
ロン「…よく言うぜ、大したことないくせに。」
ドラ「なんだ、ウィーズリー。喧嘩でも売っているのか？」
仲良しであるハグリッドの初めての授業を台無しにされたからか、はたまたグリフィンドール生の席の周りでわちゃわちゃと騒がしくされた苛立ちもあったのか、
ロンがドラコに聞こえるように嫌味を言った。
その言葉に触発されて、ドラコの周りのスリザリン生とAの席の周りにいたグリフィンドール生たちが睨み合う。
右を見て、左を見て。
Aははぁーっと深いため息をついた。
そしてそんな険悪な空気に終止符を打つかのようにバンっと机に手をついて立ち上がる。
『人に散々心配かけたくせに、さすがに態度悪いんじゃないのかな！』
普段温厚なAらしくない、語気の強い物言いにドラコは思わず目を丸くした。
ハーマイオニーやロン、ハリーまで驚いたような表情を浮かべている。
『もう知らないから。勝手にどうぞ！』
Aはそのまま教室を飛び出して行った。
ドラ「…おい、待て！」
ハー「…え？」
飛び出したAを追いかけようと、慌てて立ち上がったハーマイオニーは
Aの後を追うように脇目も振らず駆け出したドラコに思わず驚きの声を漏らす。
スリザリン生も、なぜドラコがグリフィンドール生なんかを…と、びっくりしたような声をあげ、唖然としたカオをしていた。
ハリ「…まさか、ここでAを追いかけるなんてね」
ハー「ええ、ハリー。私もさすがにびっくりしたわ。……珍しいことも、あるものね。」
去年まで人前ではAと話そうとすらしなかったドラコがこんな大勢の面前でAを必死な形相で追いかけていくとは───
ハーマイオニーは思わず口元が緩むのを感じ、
慌てて手で覆い隠した。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
