魔法生物飼育学 ページ20
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ドラ「なんだお前、全然危険じゃないじゃないか。醜いデカブツの野獣くん」
そんな声が聞こえたのはハリーがバックビーク─── 身体の前半身が鷲、後半身が馬の形をした生き物であるヒッポグリフを華麗に乗りこなし、皆が歓声を上げた後だった。
ヒッポグリフは誇り高い生き物であると今さっきハグリッドが言ったばかりなのに、相変わらずハリーばかりが注目されて面白くないドラコはそんな敬意の欠けらも無い言葉を吐き捨てながらバックビークに近づく。
『危ない！』
異変に気づいてAが駆け寄ろうとした時には既に遅し。
目の前を鮮血が舞った。
ドラ「っう……！」
赤黒く滲む左腕を押えながらドラコが呻く。
Aは反射的に駆け出し、
身にまとっていたローブを考えるよりも早く脱ぎ捨てて
ドラコの腕に押し当てた。
『もうバカ！なんでこんなことするの』
目尻に涙を浮かべながら止血しようと必死に圧迫する。
ドラコとバックビークの間に割入ったハグリッドによって興奮するバックビークは落ち着きを取り戻したが、
反比例するようにAの焦りは募った。
…全然血が止まらない！
Aの方が血が抜けているのでは無いかと思うほど顔面を蒼白にしながらドラコを見つめる。
赤黒く滲むローブがAの鼓動を嫌になる程速めた。
ハー「ハグリッド！早くドラコを医務室に連れていかないと！」
いつもは憎まれ口を叩いているハーマイオニーでさえ心配の形相だ。
ハグリッドは「そ、そうだな」と慌てたように言いながら
ドラコを抱えて医務室へと連れていく。
Aはそんなハグリッドの背をただ呆然と
膝を着いたまま見つめていた。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
