相対 ページ18
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ドラ「っはぁ…13歳にもなって迷子になるなよバカ…」
『ドラコ！』
見上げるようにして後ろを向けば、
ほんのりと息の上がったドラコの額を汗が伝っている。
そんな様子から慌てて探しに来てくれたことがありありと伝わってきて、Aは申し訳なく思いつつも、心が暖かいもので満たされた。
セド「へぇ、驚いた。Aちゃんの幼なじみってマルフォイ家のご子息だったんだ…」
『あ、はい…！』
ドラ「…おい、こいつは誰だ」
後ろから抱きしめるような姿勢のまま腕の力を緩めないドラコのせいで低い声が耳のすぐ横に落とされる。
吐息までかかるその距離の近さにぞくりと背筋が撫でられ、
幼なじみとはいえさすがに頬に熱が上った。
セド「あぁ、挨拶もせずに申し訳なかったね。僕はセドリック・ディゴリー。ハッフルパフの新5年生さ、よろしくね。
ルシウス氏とは何度かお会いしたことがあるから君のことは少し知ってるよ。…まぁもっとも、君はホグワーツでも十分有名人だけどね。」
睨むようなドラコの視線を気に止める様子もなくにこやかにそう言い、セドリックはドラコに右手を差し出した。
ムスッとしたような表情をしつつもドラコはその手を取る。
ドラ「…ドラコ・マルフォイだ。僕もディゴリーシニアの名前は聞いたことがある。以後よろしく頼む。」
セド「それは光栄だね。ありがとう。」
Aはドラコの様子に内心ひやひやしつつも、
きちんと社交マナーを守る姿に小さく安堵の息を漏らした。
…こういう時のドラコって、案外ちゃんとしてるんだよね
さすが誇り高き一族の一員と言うべきかなんというか
Aはドラコのそういうところが案外好きだったし、
尊敬さえもしていた。
…もう少しにこにこしてくれれば100点だけど
ドラ「では、そろそろ失礼する。…A行くぞ。」
『え、ちょっと待って…！？』
ドラコは抱きすくめていた腕を解き、そのままAの右手をとる。
引っ張られるようにしてその場を離れさせられたAは、
慌ててセドリックの方を振り向いた。
『ばたばたしててすみません！あの、助けて頂きありがとうございました！』
セド「全然気にしないでAちゃん、また新学期ね」
にこやかに手を振ってくれるセドリックにAはぺこりぺこりと何度も会釈をする。
そんなAを見つめながら、
セドリックはくすりと笑った。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
