サーカス ページ15
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フルパウダーでダイアゴン横丁へと降り立ち、そこからやや歩いただろうか。
ダイアゴン横丁の喧騒を抜ければ開けた地が出てきて、
そこに赤と白のストライプ柄のテントがでかでかと立っていた。
サーカスのメインテントの周りには大道芸をする魔法使いがいたり、炎を吹く魔法動物がいたり。
そしてその周りにはポップコーンなどのお菓子やカラフルな帽子やフラッグを売る出店、フェイスペイントをしてくれるテントなどがずらりと立ち並んで、
こちらはこちらでダイアゴン横丁の何倍も賑やかだった。
『すごい…！』
Aがキョロキョロと辺りを見渡しながら目を輝かせた瞬間、ヒュルヒュルと花火が立ち上り、パーンと大きな龍の形の火花を散らせる。
大迫力の花火に周りのお客さんたちはヒューと口笛を鳴らし、Aも反射的に手を叩いた。
ドラ「…フン、あちこち目移りして勝手にはぐれるなよ。」
そう言ってドラコは喧騒をかき分けながらメインテントの方へ足を踏み出す。
『とか言って！ドラコもなんか浮き足立ってないー？』
ドラ「うるさい。早く行くぞ。」
『ふふふ、はーい！』
Aは駆け足でドラコの横に肩を並べた。
『ねぇねぇ、あの光るドリンクだけ買っていっていい？』
ドラ「…あまり時間をかけるなよ。」
『おお？やっぱりドラコも実は結構楽しんでる？』
ドラ「…別に楽しんでないとは言ってない。」
『ふふふ、そうなんだ〜。可愛いとこあるねドラコ』
ドラ「は？」
『もう！すぐ睨まないでよ。ドラコにも光るジュース買ってあげるから。』
ドラ「…フン、どうしてもって言うなら貰ってやる。」
『素直じゃないなぁ。』
サーカスの陽気に当てられてか
それとも楽しみな心を隠しきれていない幼なじみのせいか
Aはこらえきれない喜びで、顔をほころばせるのだった。
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美愛(プロフ) - 灯火さやさん» 前作に引き続きお読み頂きありがとうございます🥰ぜひどんな展開になるか、楽しみに待っていてください🙌 (2月9日 9時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
灯火さや(プロフ) - 初コメです。前作を一層読み、引継で読み漁り、ドラコがデスイーター路線になる設定が好みすぎます。夢主は死喰い人にはならず潜入スパイ的なポジションになるのかな？と思って読みました。 (1月29日 11時) (レス) id: f174f30836 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - ちゃんちゃんさん» とても創作の励みになるお言葉ありがとうございます！どんどん更新していくのでぜひぜひ待っててください✨ (1月26日 10時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃん(プロフ) - いつもとても楽しませて頂いています！本当におもしろいです！また更新楽しみにしております☺️ (1月26日 2時) (レス) @page26 id: 0e52f3e689 (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 美愛さん» ✉️。こんにちは。とても面白いです！もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💝🫶 (1月19日 15時) (レス) id: 4c65165166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年7月14日 18時
