信じてるよ ページ48
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ハー「けどもう夕食の時間だから先に食べに行きましょう？でないと食べそびれちゃうわ」
『あ、本当だ！呼びに来てくれてありがとね』
ハー「いいのよ、図書室からの帰り道ついでよ」
『今日も図書室？ほんとにハーマイオニーは勉強が好きなのね』
ハー「うん、ちょっと気になっていることがあって…」
空き教室から大広間へ向かう途中、
ふとハーマイオニーがピタリと足を止める。
どうしたのだろうかと思いハーマイオニーの名を呼ぼうとしたところで、Aもピタリと足を止めた。
いや、止めたと言うより見えない力に止められた、と言う方が近いだろう。
足だけでなく全身が強ばるような、それでいて凍てつくような恐怖が一瞬のうちに背筋を撫でたのだ。
いつの間に現れたのだろうか、
足元には窓の外へと一目散へと逃げていく蜘蛛の大群
何が起こっているのか、
どうしたらいいのだろうか
強ばるからだを必死に動かしてハーマイオニーの方を見ようと首を動かせば、ハーマイオニーが短く「目線を変えないで！」と叫んだ。
ハーマイオニーの言葉に反射的に動きを止める。
逃げないと、そう思うのに恐怖にすくむ体は言うことを聞かず、後ろに在る威圧的なまでの恐怖を孕んだ【ソレ】が少しずつAたちとの距離をつめているのが分かった。
ハー「A、そのまま聞いて！」
『え？』
ハー「この距離で走っても私たちのスピードじゃ絶対に追いつかれる！しかも私はコレを倒す術を知らない！だから生きられる確率が高い方に私はかける！」
『え、どういうこと？！一体何が起こってるの？！』
ハー「説明している暇はないわ！…Aお願い、私を信じて！」
ハーマイオニーのその一言に
ぐちゃぐちゃになっていた思考がピタリと止む。
ハーマイオニーのことを信じられないわけがないじゃないか
大切で、誰よりも優秀な友達だ
『いつでも信じてるよ』
Aのその言葉に
隣のハーマイオニーが微かに笑ったような気配がした。
ハー「じゃあせーので私の手元の鏡を見て！…せーの…」
ハーマイオニーの言葉に従って勢いよく手鏡に視線を移す。
そこに映っていたのは大きな黄色い目玉がふたつ
それが蛇だと認識すると同時に
Aとハーマイオニーの意識は底へと沈んで行った。
途切れる思考の最後
Aの脳裏に浮かんだのはドラコの顔だった。
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Alice(プロフ) - お待ちしておりました！ありがとうございます！😭 (7月14日 18時) (
レス) @page50 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - やよさん» ありがとうございます🙌期待しててください✨ (6月6日 14時) (レス) @page49 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 続編たのしみ〜！！ (6月5日 20時) (レス) @page49 id: 6725d401be (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ！逆に不安にさせてしまい申し訳ないです😢美愛さんの作品はそんな文字化けに屈しないほど素晴らしいですから🤭 (2023年4月23日 22時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» そうなんですね…。ちょっと私のiOSからは確認できなくて対応できてないです🥲スマホだったら見れるとかないですかね？読みにくくて申し訳ないです🙇🏻♀️💦 (2023年4月23日 19時) (レス) @page15 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月19日 17時
