だいすき ページ3
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断固として拒否を続けるドラコにAは瞳を潤ませた。
『だって、どらこけっこんしきしてくれるっていったのに…』
ぐす…とすすり上げるAに、
ドラコはぎょっとしたような顔つきになる。
そしてどうしたらいいのか分からず頭をガシガシとかくと、
何かを決意したかのようにぐっとAの顔を両手で挟んだ。
『ふぇ…？』
ドラ「もうわかったから！なくな。」
そのままドラコはAに顔を寄せ、
そして勢いよくぎゅっと目をつぶると
軽く触れるだけのかわいらしいキスをひとつ落とした。
耳まで真っ赤になった顔で唇を離せば、
間抜けな顔でドラコをみつめるAの姿。
その潤んだ瞳が、なぜか今日はひどく可愛く見えてしまった。
ドラ「こ、これでいいんだなけっこんしき。」
『あ、うん…、そう…！』
ドラ「ふん、ぼくにできないことなんてないんだ。」
ドラコが自分のために結婚式をしてくれたことを理解すると、
さっきまで泣いていたのが嘘かのようにAは幸せそうに笑い、ドラコの手を取った。
『えへへ、ありがとうドラコ。だいすきだよ！』
ドラ「は、おまえだいすきって…」
『え？わたしドラコのことだいすきだよ！…あとはママもパパも、ナルシッサさんもルシウスさんもすき！』
満面の笑みでそう言うAにドラコは拍子抜けしたような顔になった後、不機嫌そうに眉根を寄せた。
ドラ「もういい！はやくかえるぞばか」
『え、なんでそんなおこるの！だいすきっていったのに』
ドラ「おまえがばかだからだばか！」
『ばかじゃないもん！ばかっていうほうがばかなんだもん！』
ドラ「はぁ？」
そんな言い合いをしながら、
けれども繋いだ手は決して離すことなく
ふたりはシエラとナルシッサの元へと戻って行ったのだった。
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Alice(プロフ) - お待ちしておりました！ありがとうございます！😭 (7月14日 18時) (
レス) @page50 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - やよさん» ありがとうございます🙌期待しててください✨ (6月6日 14時) (レス) @page49 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
やよ - 続編たのしみ〜！！ (6月5日 20時) (レス) @page49 id: 6725d401be (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - いえいえ大丈夫ですよ！逆に不安にさせてしまい申し訳ないです😢美愛さんの作品はそんな文字化けに屈しないほど素晴らしいですから🤭 (2023年4月23日 22時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» そうなんですね…。ちょっと私のiOSからは確認できなくて対応できてないです🥲スマホだったら見れるとかないですかね？読みにくくて申し訳ないです🙇🏻♀️💦 (2023年4月23日 19時) (レス) @page15 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月19日 17時
