あなたと生きたい ページ29
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『ノットシニアの事は許せない。でも嘆いても両親はもう帰って来ない。…だからね、私はあなたと生きる未来のために、この世界をいいものに変えていく。
二度と同じような悲劇が起こらないように、人の弱い心も、醜い心も理解できる、強くて優しい人になりたい。』
ドラコを見上げにっこりと微笑んだ。
もう迷いは無い。
二度と見失ったりしない。
私が守りたいもの
それはドラコと、ドラコと共に生きる幸せな未来だ。
『心配かけてごめんね。もう大丈…』
ドラ「本当に、どこまでもお前はいい女になるな。」
『え？』
私が間抜けな声をあげたのとドラコが私の唇を塞いだのは同時だった。
ドラコの温もりが私をじんわりと満たす。
この愛しい気持ちを忘れなければ大丈夫だと、
そう思えるような気がした。
唇を離し見つめ合えば
曖昧な表情を浮かべたドラコが口を開く。
ドラ「…視線が痛いな。」
『そう、ね…。』
冷静になってみればここは昼休み、中庭のど真ん中。
休み時間に目立つ場所でこんなことをしていれば注目の的にならないわけが無かったのに完全に忘れていた。
好奇の視線が痛いほどに刺さってきて、辺りを見回すのが怖い。
ドラ「…まぁいいか。」
『え……、わっ！』
眉尻を下げる私なんかお構い無しに
ニヤリと口の端をあげるとドラコは私を抱き上げた。
『ねぇ、ちょっとなにしてるの！？』
ドラ「A、僕がずっとそばに居てやる。辛い時は支えてやる。弱いAだって愛してやる。だからお前は好きな道を進んだらいいんだ。」
その笑顔は力強く、自信に満ち溢れていて
いつもいつもドラコはこの人と一緒なら大丈夫だと思わせてくれるんだ。
『じゃあ私が、そんなあなたを誰よりも幸せにするね。』
目の奥には挑戦的な色を残したまま
それでも溢れ出る幸せとともにふんわりと笑う。
そしてそのまま再び口付けた。
周りのヒューっという歓声が
今は少しばかり心地よかった。
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美愛(プロフ) - Aliceさん» こちらこそ、いつも素敵なコメントに支えられました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”作品を愛して頂き、作者冥利です！ありがとうございます✨ (2023年4月20日 17時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎日幸せな時間を過ごせました。本作品に出会えて本当に嬉しく思ってます。今日から何度も読み返して新連載の更新をお待ちしますね！少し寂しいですがこの2人の幸せを切に願ってます。素晴らしいお話ありがとうございました！ (2023年4月20日 17時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» わぁ〜何よりです🥰いつもワクワクするコメントありがとうございます！ぜひドキドキしながら今後の展開楽しみにしててくださいね🥰 (2023年4月11日 0時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - うぁぁぁあ！！心臓が！私の心臓がっ！！ネタバレになるのでここで書けませんが！こんなにスクロールするのがドキドキするなんて！( ⌯ﾉㅿﾉ)完結が喜ばしいことなのに永遠と続いて欲しい欲求が！(´^q^`) (2023年4月10日 18時) (レス) @page6 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月9日 18時
