お見送り ページ8
【sideドラコ】
トライウィザード・トーナメントも幕を閉じ、
いよいよダームストラングの生徒やボーバトンの生徒たちとお別れする日が来た。
校庭は別れを名残惜しむ生徒達で溢れ返っている。
別に僕は別れを惜しみたい相手などいなかったが
Aが最後だからどうしてもと言うので渋々ついてきた。
『レオ、いないね…』
ドラ「フン…あんなやつ見送らなくてもいいって神様が言ってるんじゃないのか？」
『もう、意地悪なこと言わないでよ…って、あれ』
Aの視線が止まった方に僕も目を向ける。
そこにはボーバトンやホグワーツの女生徒達に埋もれるようにして囲まれている金髪があった。
『…あの子、モテるのね…知らなかった。』
ドラ「フン…」
別にモテたいと思っている訳では無いが
それでもアイツがチヤホヤされていると思うと
どうも気に食わない。
まぁ(認めるのは癪だが)眉目秀麗のたぐいに含まれる顔立ちをして無くはないし、家柄もかなりいい方だろう。
これだけ見れば普通モテないわけは無い。
だが今までAにキャンキャンしっぽを振ってる姿しか見てこなかったせいで、目の前のその様子にあまりピンと来なかった。
それはAも同じだったらしく、
面を食らったような顔をしている。
レオ「あ、Aちゃん！」
じっと見ている僕たちの視線に気づいたのか
レオが手を挙げ、女子たちをかき分けながら
こちらへと駆けてきた。
その手には沢山の花束やプレゼントの紙袋などが抱えられている。
『…なんか、有名人みたいね。』
レオ「あれ、知らなかった？僕結構モテるんだよ。」
ドラ「フン、家柄で寄ってきてるだけだ。調子に乗るな。」
得意げに話すレオにピシャリと言っておく。
レオ「あー、ドラコ嫉妬かー？自分がモテないからって僻みは良くないよなぁ？」
ドラ「は？別に僻んでなんかない。それに第1僕はA以外からモテたいとも思っていない！」
レオ「っ…！…あーあ、もう分かってるよ。ちょっと言ってみただけじゃないか。そんなに失恋中の僕を虐めないでくれよ。」
レオはそう言って大袈裟に肩を竦めてみせた。
そんなレオに僕は鼻を鳴らし、
Aはどうしていいか分からず、おどおどしている。
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美愛(プロフ) - Aliceさん» 沢山褒めて頂きありがとうございます！私の方こそコメントとても励みになってます🥰毎日のガッツポーズを楽しみに書き綴りますね！笑 (2023年4月9日 13時) (
レス) @page48 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 第4篇お疲れ様でした！しつこいくらいコメントしてますがそのくらい気持ちが溢れてます！美愛さんの文の書き方、言葉の選び方、何をとっても好きです！毎日更新の知らせがくると本当にガッツポーズしてます( *˙ω˙*)و (2023年4月8日 21時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» お気遣いありがとうございます😌毎日更新を見守って頂き嬉しく思います。しっかりと休ませて頂いたのでまた楽しく書き綴らせていただきますね！ (2023年4月3日 19時) (レス) @page37 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 昨日の更新の時にコメントしようと思っていたのですが、もし次の日に再度体調崩されるかもしれないと思いまして今日更新したらコメントしようと考えておりました！お身体の方はお休みになられましたでしょうか？これからもご自身のペースでゆっくりやられてくださいね。 (2023年4月2日 20時) (レス) @page34 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます。今日から再開致しましたのでぜひまた読んでいただけると嬉しいです(*´˘`*) (2023年4月1日 21時) (レス) @page33 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年3月12日 18時
