ライトアップ ページ25
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Aの隣に腰掛け、僕もオレンジジュースをすする。
だんだんと暗くなってきた園内に
昼とは違う鮮やかな光が輝き始めた。
『ライトアップもされるのね…綺麗…』
暗くてあまり表情は見えないが
きっとAは幸せそうな顔で微笑んでいるのだろう。
楽しそうにしてくれているそんな様子が感じられるだけで僕は幸せだった。
ドラ「最後にもうひとつだけつき合ってくれるか？」
『え？』
不思議そうな顔で僕を見上げるAの頭を撫で、
そしてそのままそっと手を引いた。
『…へぇ、ここは全てが見渡せるのね。』
ドラ「気に入るだろうと思って、見せたかったんだ。」
『うん、すごく気に入った…』
最後にAを連れてきたのは遊園地の展望台だった。
光に包まれた夜の遊園地全体が見渡せるその展望台には
ちらほらとカップルらしき2人組が肩を寄せあっており、
僕を妙に意識させる。
だがAはと言えば全く周りが気にならないのか
景色に魅入っていた。
どいつもこいつもベタベタと…
そう思うも、
くっつきたくなる気持ちも分からなくないと
僕もAを後ろから抱きしめた。
『え…？』
びっくりしたようにAは身を固くしている。
そしてようやく周りのカップルたちに気づいたのか
頬を赤く染めていた。
ドラ「…これを渡したかったんだ。」
『っ…！』
耳元で低く囁くようにそういえば
Aは体をビクンと震わせた。
そんな様子も愛しいが
僕はつんつんとプレゼントの箱でAの腕をつつく。
そして深紅のリボンの包装が掛けられた白いプレゼントの箱をAの手のひらに置いた。
『あ、ありがとう…。でもこの体勢、やめない…？』
ドラ「嫌に決まってるだろう。…いいから開けてみろ。」
Aの提案を拒否し、
抱きしめる腕に力を込め直す。
最初は少し抵抗していたAも
そんな僕の様子に諦めたのか、
されるがままに抱きしめられた状態で
観念したようにプレゼントのリボンを解き始めた。
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美愛(プロフ) - Aliceさん» 沢山褒めて頂きありがとうございます！私の方こそコメントとても励みになってます🥰毎日のガッツポーズを楽しみに書き綴りますね！笑 (2023年4月9日 13時) (
レス) @page48 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 第4篇お疲れ様でした！しつこいくらいコメントしてますがそのくらい気持ちが溢れてます！美愛さんの文の書き方、言葉の選び方、何をとっても好きです！毎日更新の知らせがくると本当にガッツポーズしてます( *˙ω˙*)و (2023年4月8日 21時) (レス) @page48 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» お気遣いありがとうございます😌毎日更新を見守って頂き嬉しく思います。しっかりと休ませて頂いたのでまた楽しく書き綴らせていただきますね！ (2023年4月3日 19時) (レス) @page37 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 昨日の更新の時にコメントしようと思っていたのですが、もし次の日に再度体調崩されるかもしれないと思いまして今日更新したらコメントしようと考えておりました！お身体の方はお休みになられましたでしょうか？これからもご自身のペースでゆっくりやられてくださいね。 (2023年4月2日 20時) (レス) @page34 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます。今日から再開致しましたのでぜひまた読んでいただけると嬉しいです(*´˘`*) (2023年4月1日 21時) (レス) @page33 id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年3月12日 18時
