帰宅 ページ28
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竜と一緒に下校するのなんていつぶりだろう
隣で私の分の荷物も持って歩く竜を見上げながら
今日は1日濃かったなぁなんて考えていた。
実行委員長の資料も色々入ってるし
重いだろうと何度も自分で持つと言ったが
渡すのめんどくせぇ、とか言って結局家に着くまで私に荷物を返してはくれなかった。
『ただいまー』
尊「おう、おかえりA、竜！A保健室行ってたんだろ？大丈夫だったのか？」
『う、うん、ちょっと転んだだけ。ごめんね心配かけて』
尊「おう、そうか！Aは女の子なんだからちゃんと気をつけろよ！」
竜がおい、と脇腹のあたりをつついてくるが
ん？と笑顔で首を傾げた。
尊人兄ぃには黙っておいて
そんな無言の訴えがそれだけでちゃんと伝わったようで、竜は諦めたようにはぁとため息をつくと、
わしわしと頭を撫でてきた。
尊「あ、そうだ。あのあとこれ配られてからさ。今度合宿だとよ！」
竜「え？」
尊人兄ぃから渡された冊子の表紙には
【王子には絆も大事！親睦を深めろ！春の王子合宿！】
と大きな字で書かれていた。
『え、ちょっと待って、私の冊子の厚みおかしくない！？』
自分の手元の冊子と竜に渡された冊子を見比べると
明らかに私の方が10倍くらい分厚い。
尊「実行委員長さんはそれをしっかり読み込んで当日の運営よろしくお願いしますね、だとよ」
尊人兄ぃが笑いながら背中をばしばし叩いてくる。
やっぱりかと思いつつ深いため息をついた。
これ何ページあるのよ…
まだ今日貰った資料も読めてないのに
合わせたら辞書並みの分厚さになるんじゃないかというレベルの量があった。
竜「てか合宿明後日からなの？」
『え？』
しおりを先にぱらぱらしていた竜がここ、ここと指で日程の所を指し示す。
そこには疑いようもなく明後日の日付が書いてあり、ガックリと肩を落とした。
『準備期間考えて！！！』
私の叫び虚しく、
合宿の日付が変わるなんてことがありえるわけはなく、くそぅと思いながら冊子を一気に読み始めた。
「無理しすぎんなよ……」
竜がボソッとそう言い、
私の頭を撫でてくれたことを気にとめる余裕もないくらいに。
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美愛(プロフ) - �貂�さん» もし海司のセリフが既出だったら私の記憶違いなのでサラッと流しておいてくださいm(_ _)m応援ありがとうございます、更新頑張りますね (2020年1月10日 8時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - �貂�さん» コメントありがとうございます。ご指摘感謝致します、直させて頂きました。海司のセリフで海のあとに(日浦海司)とつけたのはここが多分海司のセリフとして使った「」が初めてだと思われるのでそうしました。他のキャラもそんな感じです。 (2020年1月10日 8時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語一気に読んじゃいました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 見つけたのここの部分 龍の胸元を握りしめ、竜を見上げる。 途切れ途切れになったが何とか声が出た。 これ正しくは竜の胸元を握りしめ、ではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - これらずが抜けてませんか？ 正しくはもうどうしていいのか分からずではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2019年12月18日 11時
