イタズラ ページ13
side竜
そして皮肉な程に強くさだめられた運命が
俺たちを同じ学校へと導き、今に至る。
俺たちの転校を目にしたAは案の定びっくりした顔をしている。
何考えてるか丸わかりだっつーの笑
そんな姿がなんだか可愛くて、
こぼれそうになる笑みを噛み殺した。
俺の席は担任の采配か、Aの後ろの席になった。
兄貴も近いしなんか家族で固まる形だ。
最初は内心ドギマギしていたが、
一限が始まる頃には3人で同じ学校に通って授業受けたり、休憩時間バカやって楽しめるなら案外悪くないのかなとかも思い、なんとなく楽しくなってきていた。
それにAの色んな表情や姿もたくさん見れるし、Aのそばにいられることは純粋に嬉しかった。
・
てかこいつ超真面目に受けてんなー
席につき、前を向けば必然的にAが視界に入るから授業中の俺は誰にも気づかれることなく合法的にAを観察をしている。
ものすごい集中力でノートを取っているAを見ながら
朝、教室に来る時通った廊下の壁に貼ってあった新学期実力テストの1位の欄に堂々と名前を輝かせてたのを思い出す。
特待生だからって相当努力したんだろうなって、
改めて尊敬した。
邪魔してやってはいけないとそう思うも
何を言ってるかわからない授業は暇で、
目の前で揺れる長い髪を見ているとちょっとした遊び心がムクムクと湧き上がってくる。
髪を一束すくってみるとAが肩をぴくりと震わせた。
そんな姿にイタズラ心がくすぐられそのまま髪を指に巻き付けて遊んでみる。
サラサラしてんなぁ
そんなことを思いながら
巻き付けてはするんと解ける髪が面白くて
ずっとクルクルしているとAも慣れてきたのか次第に最初のような反応は無くなった。
そろそろやめるかと思って指を離そうとした時、
指がAの背中に触れた。
その瞬間Aの背中がびくっと強ばる。
おっ？
今度は指でツーっとなぞってやると、くすぐったいのか背中を静かにぴくぴく震わせている。
へぇー？
やめてやると今度は安心したようにふぅーと息をつく。
ふはっ
間髪入れずまたなぞってやると短い息を上げてビクッと反応する。
……いいおもちゃ見っけた
そう思って調子に乗って何度もやっていたら授業が終わった瞬間、くすぐったいのを我慢し続け耳まで真っ赤にしたAにめちゃくちゃ怒られた。
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美愛(プロフ) - �貂�さん» もし海司のセリフが既出だったら私の記憶違いなのでサラッと流しておいてくださいm(_ _)m応援ありがとうございます、更新頑張りますね (2020年1月10日 8時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - �貂�さん» コメントありがとうございます。ご指摘感謝致します、直させて頂きました。海司のセリフで海のあとに(日浦海司)とつけたのはここが多分海司のセリフとして使った「」が初めてだと思われるのでそうしました。他のキャラもそんな感じです。 (2020年1月10日 8時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語一気に読んじゃいました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 見つけたのここの部分 龍の胸元を握りしめ、竜を見上げる。 途切れ途切れになったが何とか声が出た。 これ正しくは竜の胸元を握りしめ、ではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - これらずが抜けてませんか？ 正しくはもうどうしていいのか分からずではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2019年12月18日 11時
