理事長 ページ14
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ピンポンパンポーン
理(理事長)「エコノミークラス京極Aさん、至急理事長室まで来てください、繰り返します……」
竜の存在を背中に感じながら午前の授業を過ごし、
ようやく昼休憩になると突然放送がかかった。
自分の名前が呼ばれたことに反射的にドキリとする。
「お前なんかやったの？笑」
『わかんない……』
笑いながら聞いてくる竜だったが私は不安で仕方なかった。
まさか特待生解除とかだったらどうしよう
不安に押されるままに足早に理事長室に向かい、
大きく深呼吸して、理事長室をノックした。
『失礼します』
理「こんにちは、京極さん。来てくれてありがとうございます。」
理事長はれっきとした成人男性だが、
おかっぱ頭にクリっとした目、そして椅子にちょこんと腰かける様子はなんだか人形のようだ。
『本日はどう言ったご要件で…』
理「ああ、ああ、そんな固くならないで。京極さんにちょっとしたお願いをしたく呼んだだけですから」
にこやかに笑う理事長の様子に最悪の事態ではないのかなと少し安堵し、
ほっと胸を下ろしたのもつかの間
理事長からのお願いは想像だにしなかったものだった。
理「伝説の王子選手権の実行委員長になって欲しいのです」
『え？』
理「引き受けてくれますよね、特待生さん…？」
穏やかな口調とは裏腹に、
特待生という言葉から断りは受け入れないという圧力を感じ、はいと頷く他なかった。
伝説の王子選手権
セレブ中のセレブが集う名門・聖ブリリアント学園にて、3年に一度開催される選手権で、この選手権で優勝した者ただ一人だけが、「伝説の王子」として認められる。
競技内容は毎年変わるらしいが、出場者は心・美・体に関わる様々な王子力を試させられ、
それを見ながら聖ブリリアント学園の生徒を初め、
ネットを通じて様々な人がよりきゅんきゅんした人に投票し、優勝が決まる。
理事長は王子教育の第一人者でこの活動に何よりも力を入れているんだとかなんとか、学園のサイトで見た気がする。
理「期待してますよ京極さん。仕事内容と出場者はこちらのリストに一覧にしてますので目を通しておいてくださいね」
そう言って渡された分厚い封筒から中身を取り出してパラパラしながら、あるページで驚きのあまり目を丸くした。
『ここに名前のある人、みなさん出場者なんですよね…？』
理「はい」
そこからどうやって教室に戻ったかは記憶になかった。
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美愛(プロフ) - �貂�さん» もし海司のセリフが既出だったら私の記憶違いなのでサラッと流しておいてくださいm(_ _)m応援ありがとうございます、更新頑張りますね (2020年1月10日 8時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - �貂�さん» コメントありがとうございます。ご指摘感謝致します、直させて頂きました。海司のセリフで海のあとに(日浦海司)とつけたのはここが多分海司のセリフとして使った「」が初めてだと思われるのでそうしました。他のキャラもそんな感じです。 (2020年1月10日 8時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語一気に読んじゃいました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 見つけたのここの部分 龍の胸元を握りしめ、竜を見上げる。 途切れ途切れになったが何とか声が出た。 これ正しくは竜の胸元を握りしめ、ではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - これらずが抜けてませんか？ 正しくはもうどうしていいのか分からずではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2019年12月18日 11時
