欲望 ページ33
side竜
光輝と相部屋って言うのは文句大ありだが
別荘は綺麗なところだし、
景色は良いしで最高だった。
部屋に荷物を置くと釣りに行くという兄貴たちと別れ、俺はAがどうしてるか気になり、Aの部屋に向かう。
てかあいつ部屋どこだよ
バタバタと2階を駆け回ったが男どもの部屋ばかりでここじゃないのかと3階に上がる。
もうちょっと頭のいい探し方あっただろ、と自分につっこんでいると1番端の部屋のドアが空いているのが目に入り、ゆっくりと近づいた。
「A…」
中ではAがベットの上で気持ちよさそうに眠っていた。
窓からさす温かな光がベットに当たり、
童話のような世界を作り出している。
すやすやと無防備な表情を浮かべるAにフッと笑みがこぼれた。
そう言えば昨日も夜ずっと起きて色々やってたもんな…
最近まともに眠れてなかっただろうし相当眠かったのだろうと思い、寝かせておいてやろうと部屋を出ようとしたらAが俺に向かって手を伸ばしてきた。
寝ぼけてんのかと思いつつもその可愛い仕草に吸い寄せられるように近づく。
その顔は反則だろ
ふにゃっと微笑むAの顔から目を離せずいるとそのまま首元に手をかけられぐいっと引き寄せられた。
「えっ…」
突然のことに何が起こったかわからなかった。
気づいた時にはAとの距離がゼロになっており、ベットの上で抱き合うような形になっていた。
この体勢は色々とやばいんだが…
距離を取ろうと抵抗を試みるがAの馬鹿力に離してもらえなかった。
『りゅぅ…』
寝ぼけたままの舌足らずな甘い声に呼ばれ、
途端に頭が真っ白になる。
好きな女に抱きしめられて、名前呼ばれて……
こんな状況で理性保てる男なんていんの？
グラっと傾く欲望のままに俺は抵抗を諦め、Aの髪に触れる。
そのまま手を頬にずらして優しく撫で、
そしてゆっくりと唇をなぞる。
初めて触れる唇は艶やかで、ふにっと柔らかかった。
やばい……
お前が欲しい
抑えていた理性が壊され、そんな欲望に満たされた。
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美愛(プロフ) - �貂�さん» もし海司のセリフが既出だったら私の記憶違いなのでサラッと流しておいてくださいm(_ _)m応援ありがとうございます、更新頑張りますね (2020年1月10日 8時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - �貂�さん» コメントありがとうございます。ご指摘感謝致します、直させて頂きました。海司のセリフで海のあとに(日浦海司)とつけたのはここが多分海司のセリフとして使った「」が初めてだと思われるのでそうしました。他のキャラもそんな感じです。 (2020年1月10日 8時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語一気に読んじゃいました。 今読んだばかりなのにもう続きが気になります。 更新待ってますね。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした(>_<) (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 見つけたのここの部分 龍の胸元を握りしめ、竜を見上げる。 途切れ途切れになったが何とか声が出た。 これ正しくは竜の胸元を握りしめ、ではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�貂� - これらずが抜けてませんか？ 正しくはもうどうしていいのか分からずではないんでしょうか？ (2020年1月10日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2019年12月18日 11時
