銀魂黒夜叉(5人目の攘夷志士) (ページ19)

今日:1 hit、昨日:13 hit、合計:13,172 hit

番外編①金銭問題ページ19

Aside

私は今悩んでいます

私を後ろから抱き締めて肩の所ですりすりしつつうたた寝している銀時に、ではなく

そう、万事屋は依頼が入らなければお金は入らない

つまり今、お金が無いのです

どこか働きに出ようかと悶々と考えていると後ろの銀時が立ち上がって目の前に来た、と思ったら視界が変わって目の前にはムスッとした顔の銀時が

『…は？』

なんでムスッとしてるのか分からないんだけど、という気持ちを込めた一言

銀「だってよォ…Aちゃん、なーんかずっと考え事してるし、構ってくんねーし…」

って言いながら胸元に顔を埋めてすりすりしてくる

……可愛い…

可愛くてつい、頭を撫でてみた

銀「ん、」

さらにすりすりしてくるから、今日はすごい甘えてくるのね…なんて思ってたら中々切り出せなくなるから言い出してみる

『ねぇ銀時、私どこか働きに出ようかと思ってるんだけど』

胸に埋めてた顔をばっとあげてすごく驚いた表情をしてる

…面白い…←

銀「なんで？」

『だって今、お金全然ないでしょ？だからだよ』

銀「つってもよォ、どこで働くってんだよ？」

不満そうに言ってくる銀時

可愛い…←

『ここはやっぱ、真選組とか？』

それから銀時に『ちょっとどいて』と言ってから出かける支度をする

銀「え、どこ行くの」

『真選組だよ、十四郎や勲くんの所に話を持って行ってみる』

ちらっと銀時を見るとものすごく嫌な顔してからどっこいしょと重たい腰を上げてこっちに来る

銀「俺も一緒に行く」

と言って手を握ってくる彼にきゅんとときめいてしまう…

『真選組だよ？いいの？』

銀「だから一緒に行くんだよ」

渋々動く彼が可愛くて、ふふっと小さく笑う

そんな私に気づいた銀時が振り返って「おら、行くぞ」と声をかけてくれる

それから2人で手を繋いで真選組の屯所に向かう