Give me...

ボールと紙 ページ6

この状況は何ですか……？





目の前にみっくんがしゃがんでて、


すごい近い距離





すると手を伸ばして私にボールを渡した






｢え……ｯ///｣



渡した後、みっくんはすぐステージに戻っていく




さな｢ちょっと何今の！直接だったよね！？｣



ひめか｢Aよかったじゃん！！！｣






｢あ…う、うん///｣



ちょっと…頭回んない､､､､





ボールを持ったまま、固まる私


でも…



立ち上がってステージに戻る時一瞬見えた顔




それは笑顔っていうより




何か、念を押すような…

よくわかんないけど、そんな表情だった






そして、少しずつ頭が回り始めて


そういえば少し手に違和感…



もらった時手元なんて見てなかったけど、


今感じるのは、ボールと…





紙､､？みたいな感覚






ゆっくり手を見れば予想通りボールと紙があった


ボールはもちろん理解出来る









でも、この紙は何？




折りたたまれた紙を広げてみると









"080-✕✕✕✕-✕✕✕✕

ライブ終わったら連絡してくれる？"









これって……///







ほんとに､､？









再び思考が停止した






さな｢…連絡してみたら？？｣


あの後、2人に紙見せたら




絶対したほうがいいよ！！！


って言われて





ひめか｢Aとみっくんの恋…？なんて！！！｣


｢ばかっ！！！///｣




恋…？、そんなのあるわけないでしょ！！



第一、みっくんの携帯じゃないかもしれないのに

いや、その前に私がみっくんと恋できるわけないじゃん！







家に帰って話したら家族もびっくりしてて


お父さんお母さんには心配された


父｢北山くんを疑ってるわけじゃないけど…本当に相手が北山くんかわからないぞ？｣


母｢声が似てるだけとか…あるかもしれないし｣


そう言われて言い返せない私は、


家族がいるここで、電話することにした





ライブが終わって2時間


そろそろ…連絡しても大丈夫だよね､､？





緊張して震える指で番号を押した

初電話→←2日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す