Give me...

来年も ページ41

･



貸してみ？って私の首に付けてくれて





み｢やっぱ似合ってる」




"絶対似合うと思って即買いしたんだ"






少し覗き込むように顔を傾けてはにかんでる



その顔にキレイな花火の光があたって



みっくんの笑顔がいつもより輝いて見えた





｢大切にするね…っ｣






そんな幸せな空気の中、



夜空いっぱいに花火が咲き大きな歓声と共に



花火大会は終わった






･




｢きれいだったね｣



手を繋いで帰りながら余韻に浸り中




み｢また来年も来たいね｣




来年か……未来の約束って感じで嬉しいな



｢うん…っ｣




み｢したら…俺らずっと一緒だね｣





…この人は､､なんでこんなにかっこいいんだろう





暑いはずなのに



心地いいみっくんの手の温もりと優しい声に


私はなんとも言えない温かい気持ちになった








｢｢ただいま〜｣｣




みっくんの家に着いて




あー下駄脱ぐと楽だぁぁ




リビングにいくとみっくんがクーラー付けてくれて


2人でソファーに座る




み｢なーんかやってねぇかな？｣


何気なくリモコンを手に取ってテレビをつけた




___｢キス マイブサイクランキング〜！！！｣



み｢あ…｣



｢キスブサだ！｣


少し前のめりになってテレビのみっくんを見つめる






｢今回のテーマは"誰もいない学校のプールに忍び込んでキス"！｣

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