Give me...

負けないように ページ32

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さらさんの言葉がずっと頭に残って



その場からなかなか動けない







.



.



''すごく愛してくれててね？"





"もう1回宏光の隣にいられる存在になりたいから"





"嫌になったらいつでも言ってね？"






そのひとつひとつが私の中で鉛のように


ずっしりと重いものになる







さらさんを愛してたのは、


それは付き合ってたんだからそれに嫉妬しても仕方ない。受け入れなきゃいけないこと。



だけど……





みっくんの隣にまたいたいってことはまだ好きなんだよね､､？



これからさらさんがみっくんに急接近したらどうしよう､､




あんな綺麗な人とライバルなんて私勝ち目ないじゃん





みっくんが取られるんじゃないか…そんな不安に駆られて思わず彼を見ると





私の肩を抱いたまま目を瞑ってぐてんとしてる







｢……みっくん､､｣



名前を呼ぶだけで好きって気持ちが溢れる






み｢………………ん､､A…？｣



名前を呼ばれるだけでこんなにもドキ ドキする





さらさんのことはあるけど、それでもやっぱり


みっくんの隣は譲りたくない




私は…さらさんに負けないように頑張らなきゃいけないんだ､､




み｢……A？｣


気づいたら、しばらく夜風にあたっていたおかげで酔いが冷めてきたらしいみっくんが顔を覗き込んでる



｢…あ、ごめんね。家帰ろっ？｣






不思議そうな顔をするみっくんと一緒に



マンションに向かった

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