Another Story / Ephemeral Serenade 07. ページ16
翌日の朝。
東京海浜病院ICUの一角。
窓から差し込む朝陽に照らされて、彼女はすやすやと眠っていた。
�� 意識は、戻っています。��
ベットサイドの机に置かれたメモ帳。
しかし、その筆跡は彼女のものではない。
「さっすが、音羽先生だな。」
俺が早朝にここを訪れることなど、まるで見透かされていたようだ。
「ん、、、、、？」
眠っていた彼女は、その長い睫毛をゆっくりと瞬かせ、こちらに視線をうつす。
「あ、すみません。起こしちゃいましたか？」
「ううん、大丈夫だよ。」
「身体、痛くないっすか。」
んー？ちょっとだけ？と首を傾げる彼女は、なんだか満足そうに顔をほころばせた。
ほら、やっぱり。こうでなくちゃ。
その笑顔が似合うから、なるべく涙を流さず生きていけますように。
もう、彼女を悲しませるような出来事は起こりませんように。
これからはできるだけ、2人の幸せが続きますように。
神様は、時に意地悪で。
到底乗り越えられない試練を、容赦なく与えてくることもある。
でも、それを乗り越えてきた褒賞に。
行く先の幸運を願うことくらい、許してはくれないだろうか。
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Ria(プロフ) - とても素敵なお話でした この後の2人がすごーく気になりますが(笑) (11月22日 8時) (
レス) @page47 id: b18326fb22 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 琉愛（るあ）さん» 琉愛様→最後までご覧頂きありがとうございます…！楽しんでいただけたようで嬉しいです〜！ (9月20日 1時) (レス) id: 9001ca60a4 (このIDを非表示/違反報告)
琉愛（るあ）(プロフ) - 最高の作品でした！！！完結まで書いてくださりありがとうございます！執筆お疲れ様でした。本当に本当に最高の作品をありがとうございます！ (9月19日 21時) (レス) @page47 id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi | 作成日時：2023年8月2日 23時
