ツーペア人狼（knの場合） ページ26
「 なら、コネシマで 」
腐れ縁みたいな、そんな関係で、他の人よりか知っている彼を選んだ。
「 ふーん！ま、そうなるわな 」
自信げに腰に手を当てドヤ顔をする。
「 腹立つわ 」
「 アッハッハ！何とでも言え！」
大きな口を開けて、馬鹿みたいに大きな声で笑うその姿は、昔と何ら変わらない。
「 それでは第9フェーズ！第9村、スッタアートッ！！」
合図とともに駆け出す。
「 じゃ、行くか 」
「 え、あ、うん 」
伸ばされた手は、相変わらず私の手を掴んで。もう、昔とは違うのに。
「 村人か… 」
コネシマはきょろきょろと辺りを見渡してから、誰もこなさそうな、薄暗く狭い場所に身を潜めようとした
「 そこは流石に狭… 」
「 いけるいける 」
「 ちょっと、！」
繋がれたままの手を引かれて、私の体は傾いた。昔と変わらない、強引なとこ。いつも、私の手を引いてくれるとこ。困った時、手を差し伸べてくれるとこ。
何も、変わらないのに
「 …手、おっきくなったね 」
「 まあな、俺かて成長するからな 」
歯を見せて笑っては、「お前の手は相変わらず小さいな」なんて。
私も成長してるけど、それよりもっと、コネシマが成長してるだけだよなんて、何か負けた気がして言わなかった。
ずっと、止まったままの私とは違う
「 コネシマはちゃんと、」
「 ん？」
「 なんでもない 」
不思議そうな顔をするコネシマに困ったように笑えば、インカムから流れる声。
「 あと村、私たちだけみたいだね 」
「 行くぞ 」
「 あ、うん 」
ぐい、と手を引かれて、ずっと隠れていた場所から動き出す。
先に見つかった方が負けて、先に見つけた方が勝つ
緊張で、握りしめたカラーボールが滑りそうだ。
私達が走っていたら、突如飛んできたカラーボール
「 あっぶねえ！」
「 どこから！？」
走って、走って、逃げて。
「 うおっ 」
「 コネシマ、！」
人狼と対面し、手に持っていたボールを同時に投げた。そのボールは相手に当たり、
そして、私たちにも当たった
「 アッハハ！同時打ちや！」
「 なんか悔しい 」
二人してその場にしゃがみこんで、どちらからともなく肩を合わせ笑い出す。
引き分け
終わり
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
