ツーペア人狼（rbrの場合） ページ25
「 じゃあ…ロボロで 」
今回、生徒会の中でも一番、
あまり私に関わろうとして来ない彼を選んだ
他の人と違って、しつこくなくて楽だから
「 え？おれ？」
きょとんとした顔の後に、よろしくと笑う
「 それでは第8フェーズ、第8村スタート！」
合図と共に、私より先を歩いていく
少しだけ、思ったことがある
彼は、きっと、私の事が嫌いなんだと思う
彼が引いたくじに書かれていたのは、人狼という文字だった
「まじかあ」なんて言っている彼は、こちらを見ない
「 取り敢えず最初は様子見やな 」
そう言って、また私より先を歩く
少しして草むらの茂みに隠れれば、獲物を狙う様に近くに人がいないか確認し始めた
「 ロボロは、私の事嫌いでしょ 」
不意に零れた言葉に、自分でも驚いた
「 へ？」
「 …距離を置いてるから。ロボロからは、一度も生徒会に誘われた事がないし、今回の人狼だって、他の皆に合わせてただけだと思って 」
困った。こんな事、言うつもり無かったのに。
下を見たままでいると、とんとんと肩を叩かれた
「 ごめん 」
「 え 」
未だに目は合わないけど、そう告げられる
「 おれー… 」
ザザザ…とインカムが鳴った。
占い師が、私とロボロのペアを黒だと言った
「 …っ、」
丁度、カラーボールを持ったペアと目が合った
ずっと、ここに居るのがバレてたんだ
投げられたカラーボール
ぐい、と腕を引かれれば間一髪、彼の腕の中に収まった。
小柄なのに、私より少し大きい
「 くう〜 」
彼の投げたカラーボールは、一人に当たり、一人外した。そりゃそうだ、この体勢で
「 立てるか？」
怯んでいる相手の隙を見て、私とロボロは駆け出した。掴まれた手は、少しごつごつしている
「 潜伏も無理やろなあ、」
カラーボールを手に、困った顔をする
そしたらまた、他のペアが出てきた。
咄嗟に投げたカラーボールは見事に命中した
でも、相打ちだ。
「 あああ！やられた〜 」
あは、と笑いながらも何処か悔しそうだ
繋がれた手を見て、慌てて離すロボロ
少し頬をかいて、汚れた服をぱたぱたとしながら
「 女子とあんま面識ないから、どうしたらええか分からへん。不安にさせたなら、ごめん 」
なんて、少し耳を赤くして言うから
「 ふ、何それ 」
つい笑ってしまった。
それでも、何でだろ。
安心してしまう自分が、確かにいたんだ。
ー 村人陣営の勝利
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
