ツーペア人狼（zmの場合） ページ24
「 じゃあ、ゾムで 」
何だかんだで、一番しつこく誘って来てくれた彼を選べば、彼は嬉しそうにニッと笑った。
特に何を言うでもなく、司会の合図を待つ
「 それでは第7フェーズ！第7村スタート！」
ゾムが歩き出すのを見て、私も慌てて着いて歩く。くじを引くなり、彼の目付きに少し怯んだ。
そして、私に見せた役職は「人狼」
「 楽しみやな 」
まるで、獲物を捕える目。
会話を聴きながら、確実に見極めていく
こそこそ隠れるかと思えば、割と行動的で
かと思えば、また姿を隠し。
「 ま、待って…はあ、は 」
彼の体力に追いつけていない私は、完全なる足でまといだった。
この場所に隠れるまでの間に、既に2ペアは仕留めている
全部、ゾムの手柄だ。
私はただ、後ろを追いかけているだけで、何もしていない。
「 私、足でまといじゃない？何で選んだの 」
「 楽しいからやろ 」
話が噛み合ってない…。
もうひとつの人狼ペア、そして狂人ペアが村人側を何とか倒すも、相打ちに終わる。
残るは、1ペアのみ。
「 …ゾム、1人で動いた方がいい。私は見つからない様に隠れてるから 」
今はこれが最善だ。
そう思ったのも束の間、体が浮遊感を覚える
「 へ？」
「 それじゃ意味ないやろ 」
「 ちょ、何…降ろして！」
まさか、お姫様抱っこされるとは思わないじゃん
じたばたしていると、「 大人しくせんと落とすで 」なんて脅され、私は暴れるのをやめた。
「 俺がかわりに動くから、Aがそのボール当ててや。2人で勝ちたいねん 」
私には無理だとか、そんな事を言いたかった。なのに、2人で勝ちたいなんて、そんな真剣に言われたら、言えなくなってしまう。
「 …負けても知らないからね 」
「 俺おるし大丈夫や 」
「 凄い自信 」
ゾムは警戒しながら走り出した。
これは、どちらが先に見つけるか、見つかるかで勝負が決まる。
目を凝らして、しっかりと
「 A！」
「 …っ 」
投げたボールは、相手に命中し、投げられたボールは、ゾムの反射神経で避けた。
地面に足を着き、それから互いに見つめ合う。
「 や、やった 」
「 勝ったな 」
頭を撫でられ、私は頷く。
「 な、このペアで正解やろ？」
「 …そうだね 」
ゾム様々だけれど、ここは素直に言葉を受け入れておこう。
私達は互いに、笑みを浮かべハイタッチした
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
