ツーペア人狼（utの場合） ページ22
「 じゃあ…鬱さんで 」
私がそう言うなり、周りの視線が冷たく彼に刺さった
「 怖いにゃ〜… 」
「 ほんまにこいつでええんか？クズやぞ？」
コネシマの言葉に私は少し悩んでから、
曖昧に返事をした。
「 一緒に頑張ろうな、Aちゃん 」
にこにこ笑顔で笑いかけられる。
ペアが決まったところで、司会の合図があり、それから、高らかに合図を口にする。
「 それでは第5フェーズ！！！！第5村ァスタートォ！！！！！！」
合図と共に、私達は外に出て、
鬱がくじを引いた。
「 狂人やったわ〜 」
ぴらぴらと紙をなびかせて、赤のカラーボールを手に入れる。
「 狂人かあ 」
私がそう言うと、鬱は辺りを見渡してから、
「 向こう行こ 」と歩き出した
私はその後ろをついて歩く。
彼は私の歩幅に合わせて歩いてくれて、
これが女の人にモテる秘訣なのかなあ、とか
まあ、遊び人らしいけど。
「 よし、ここで芋ろか 」
「 えっ 」
「 勿論預言者騙りはするで？」
そう言って、またにこりと笑いインカムで預言者対抗COをする。
暫く言い合ってから、インカムをオフにする
「 Aちゃん、もうちょっとこっち 」
狭い場所に隠れるもんだから2人の距離は割と近くて
これ以上は流石に緊張するので、
私は彼の言葉に目を泳がせる。
そんな私の様子を知ってか知らずか、
彼は私の手を引いて「見つかってもええんか？」と、胸元に引き寄せた
「 いや、えと 」
「 何？照れとるん？」
「 あの、」
「 いつも僕らのこと避けるからさ、本気で嫌いなんかなあって思ってたけど。実は違う？」
真っ直ぐに、分かり切ったような目で見られる
「 ………嫌いです。生徒会は 」
そんな私は、曖昧な答えしか返さない。
暫く沈黙が続き、気がつけば、村陣営1ペアと、人狼陣営1ペアが残っていた。
人狼側は焦ってるみたいだ。
芋っていた私達は、途中から一切言葉を発していないせいで、ゲームオーバーになったと思われているのだろう。
近くで足音がして、鬱が私の口元に人差し指を立てた
それから、口パクで「 もうちょっと 」と言ってくる
私たちの視界に、村陣営と、人狼陣営が入った
そのタイミングで、赤のカラーボールを手に持ち、妖艶な笑みを浮かべて鬱が言う
「 ほな行こか。ご主人様？」
彼の言葉を合図に、人狼陣営は村陣営を殲滅する、はずだった。
「 あああ〜！がばったぁ… 」
人狼陣営の負け
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
