私は悪くない。だからそんなに睨まんといて ページ3
女子がわいわいと私に媚びを売ってくる。
でもこれは、やらなくてもいい絶好のチャンスなのでは？
「 あー、是非どー…「 はい、決まり 」
え。」
前の席のゾムが席を立って、チョークを手に取った。
そして、カッカと音も立てて、黒板に名前を書く。
私の名前の後ろに、ゾム、ロボロの名前が付け足された。
「 変更は受け付けへんで。」
「 ゾムお前強引やな… 」
呆れるロボロをよそに、悪戯な笑顔を浮かべるゾム。
君らがそれで良くてもだな、女子の目が突き刺さるほど痛いんや。
「 じゃあ、今からは実行委員に進めてもらうんで。前にどーぞ。」
クラス委員が下がり、ロボロが席を立って前に出た。
それから、ゾムとロボロが私を見る。
「 自分もやろ？」
「 来てー 」
デスヨネ。
私からすればですね、あなたたちには関わりたくないんですよ。
ええ、それはもう心の底から願うほどに。
私は渋々席をたち、前に足を運んだ。
「 じゃ、決めてこ。ロボロ進めて 」
「 お前なあ…。えー、校外学習で、取り敢えず班決めするんやけど、
ひと班4人ずつで、計6班作ってくださーい 」
ロボロがそう言うと、クラスがさらにざわつき始める。
「 ちな、ひと班だけ3人になるから、実行委員3人でひと班完成な 」
女子のうるさい悲鳴と、私を睨みつける視線。
お前らそれわざとか？私をいじめて楽しいんか！？
校外学習の行先は京都で、1泊2日だ。
もちろん泊まりは流石に男女で別れるが、基本班行動。
地獄でしかないんやけど。
女子がぐずる中、班はなんとか決まり、ロボロがまた話し出す。
「 えーと、何や。レクリエーションの出し物を決めるんやけど、
ひとクラス一つ決めて、ひと学年の中からさらに一つに絞り込みますー。
まあ、何か案ある人おらん？」
「 迅速におわらせるためにも協力してな 」
ゾムがそう頼めば、女子はもうやる気に満ち満ちて
「 はい！王様ゲーム！」
「 椅子取りゲーム！」
「 イースターゲーム！」
「 肝試し！」
はい。魂胆バレバレですよ。
「 Aさん書いてってくれん？」
ゾムに言われ、私はチョークを手に黒板に書き出していく。
あらかたでたのは
王様ゲーム。椅子取りゲーム。イースターゲーム。肝試し。
ツーペア人狼。握手会。サイン会。などなど。
後半になるにつれわけわからん。
「 …俺これやりたい 」
そうゾムが言ったのは、ツーペア人狼だった。
クラスに一人は空気読めんやつおるよね→←女子って都合良くなるとすぐ媚び売るよね
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
