幼馴染って憧れるよね ページ15
「 はあ〜、バスって乗ってるだけなのに疲れる 」
そう言って、目的地に着いたバスから降りた私の元に、
コネシマが走ってきた
「 え、何 」
「 来いっ 」
「 は！？ちょ…今から自由行動…っ 」
私の手を掴んで、走り出すコネシマ
「 おいシッマ何してんの！？」
「 抜け駆けはなしやぞ！」
鬱やシャオロン、他の同学年の生徒会メンバーは、
私達を見るなりそう言ったが、コネシマはお構い無しだ
「 ねえっ、ちょ…はやっ 」
私の事なんて気にもとめず、ただひたすら走る
いや、もうホントしんどいわ
「 コネシマ！！！！！」
「 うおっ 」
やっと、止まってくれた。
「 はあ、は…何、なの 」
息を整えながら、コネシマに問いかける
でも、何も言わない。
「 ……手、離して欲しいんやけど 」
私がそう言っても、黙ったままだ。
繋がれたままの手を、私はじっと見つめる
「 …(コネシマって、こんなに手、おっきかったっけか)」
沈黙のまま、またコネシマが歩き出した。
今度は走らず、私に背を向けて、普通の歩幅で
「 なんなんよ… 」
困惑する私の事なんて、気にもしてないみたいだ。
暫く歩いていると、コネシマがやっと口を開いた
「 お前、あれちゃうんけ 」
「 ん？」
「 ……まだ、引きづってるんやろ 」
三条大橋を渡る途中、私達は立ち止まった
横を行き交う人々は、邪魔そうに避けていく
「 ……… 」
「 生徒会が嫌いなんも、そのせいじゃないんか？」
幼馴染っていうのは、厄介だ。
普段関わってなくても、何故か情報を会得してしまう。
それ故に、妙に首を突っ込みたがる
「 連れ出したと思ったら、そんな話するため？」
「 答えろよ 」
この繋がれた手は、私の知らない手だ。
小さい頃よく繋いだコネシマの手は、
もっと優しくて、小さくて、幼かった。
「 ……そうだって言ったら、どうなるん 」
少しゴツゴツして、大きくて、大人な男の手は、
私の手を、少し強く握りしめた
「 じゃあ、俺らが何とかしたるわ 」
「 ……は？」
「 流石に蘇生は無理やけどな！」
「 ？ 」
急に歯を見せて笑うコネシマに、私はついていけない。
「 どういう… 」
「 生徒会では心無いとか言われてるけどな、
俺がちょっとは心ある事証明したるわ！」
「 はあ？」
何故か胸を張って意気込む姿に、私は溜息をついた。
その後、生徒会メンバーが何故か集合し、
一緒に行動を共にすることになってしまった。
何かペア組む時ってドキドキするよね→←初期人狼組って個人的に尊み深い
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マリン - 初見で惚れました。ツーペア人狼すこ。そして好き。 (2019年7月28日 20時) (
レス) id: 2dc0637cbc (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 国民なりたい/crewさん» 本当はガバって主ちゃんが頑張るっての書きたかったんですけど、文字数たりませんでした。すみません。 (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
686(プロフ) - 死の国のアリスさん» 頑張ります (2019年4月16日 14時) (レス) id: f260ae3659 (このIDを非表示/違反報告)
国民なりたい/crew(プロフ) - あら大先生強いじゃないですか！あらなにこのイケメソ (2019年4月16日 2時) (レス) id: c483bf86ad (このIDを非表示/違反報告)
死の国のアリス - きになるううううう (2019年4月5日 17時) (レス) id: f8314d944a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：686 | 作成日時：2019年3月23日 18時
