甘い君 (ページ17)

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それからというものの、
告白をされて意識しない女子はいないと思う……って言うくらい
私は意識しまくってよそよそしく
りかにどうしたのか責め立てられた。

in中庭

私は治くんの告白の件を話すとニヤニヤと笑っていた。
何も面白い話してないのに……

相「なぁAは告白されてどうだったの？」

『え、どうってびっくりした。だって私中の下じゃない。』

相「出たネガティブ！治さずっとAにアピールしてたで？」

『どこが、考えたけど全然わかんない。だって私可愛くないし』

相「治って他の女子とさあんま喋らへんやん。
あんなにスキンシップ多かったり、
陰口に対して反論するのもさAだからやと思うで？」

『確かに守ってくれたのは嬉しかったけど……』

相「実際あんたの気持ちはどうなん？ドキドキとかさ」

今までは少し出る男らしさにドキッとすることだってあったけど
そんなのどの女子もなるだろうし……
って思ってて、あの事のあとは分かりやすく私も意識して
正直ドキドキしないわけが無い。
これが好きかは分からへんもん……

相「治もいつまで待ってくれるか分からへんからさ
ちゃんと答えださなあかんで？」

『……うん。』

相「もうそろバレー部合宿やろ？その時チャンスやん」

『チャンスね～～～～。』

相「はぁ……A恋愛した頃あらへんもんな……
先が思いやられる。」

私は治くんの言葉をずっとグルグルと考えて
気づいたら部活の時間になっていた。
あぁぁぁ……なんて言いながら更衣室の扉を開ければ
何か鈍い音がして扉の向こうで倒れる音が聞こえた……
私もしかして人を殺めてしまった！？
急いで扉を閉めて怪我させてしまった人を見ると
タイムリーな男の治くん。