さくら 。

タイトル3 ページ3

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席に座り見えるのはやっぱり




イチャラブした2人の姿





いや 、見えるんじゃないか無意識に見てるんだよね





はぁ 、と溜め息をつく





応援すればいいはずの幼馴染みの恋




なのに 、好きだから応援なんて出来ないし




なんであの子なのって嫉妬だってする




... 私 、ずっとそばにいたのに 。





でもだからと言って 、縁を切りたい訳でもない






｢ ....... はぁ 、虚しっ ｣






つくづく嫌になるわ 、自分が





また溜め息をついて視線を前へ移す




見えたのは黒板





慧｢ まーた見てんの？ ｣





じゃなくて慧の顔





｢ わぁっ！びっくりした ｣





そう言うと怪訝そうな顔をする慧






慧｢ さっきからずっとここに居たんだけど ｣





やーね 、君に夢中ってやつ？




なんて 、意地悪に笑う









.






慧とは中学からの付き合い



大ちゃんが仲良くしてたからその流れでお友達に 。





そして私の唯一の恋愛相談者



... あっさり大ちゃんの事好きってバレちゃったのがきっかけ








｢ なに？からかいに来たの？やめてよ

ただでも傷ついてんのに ｣







慧｢ 違うよ 、｣





人差し指を出し 、私の眉に押し当てる





慧｢ 眉間に皺寄せてると将来不安だなーって ｣




そう言うと私の眉間をふにふにする慧





からかわれてるんじゃなくて


バカにされてんのか 、私






｢ ... アホくさ ｣





慧の手を振り払いそう言い放つ






なにが将来不安よ




私にとったら今も不安しかない








.









すると、ふいに肩に乗る手





慧の 、じゃなくて大ちゃんの 。






『いのちゃん 、あんまAいじめんなよ』






こいつすぐ怒るから 、なんて






彼女のそばに居たらいいのに




私なんてほっといたらいいのに






なんで私に庇うの 。









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