妖ウォ×王教ハイネ×星カビ（第14弾！）

奮闘 ページ37

レオンハルト)おりゃー！！！
この声を何度聞いたことか、とメタナイトは思った、窓からレオンハルトの頑張る声が聞こえる、しかし戦闘が始まって早２時間、甲高い音がよく聞こえる、2時間経っても止むことは無い、いい加減手伝おうかとも思ったが、レオンハルトのことだ、絶対に断るだろう。
メタナイト)ふむ。
とにかく、任せることにした。
外。
レオンハルト)へぇ、へぇ…。
一方レオンハルトは疲れきっていた、2時間も戦闘なんてマジきつい、あのフユニャンでさえ2時間はギリギリというのに、その下のレオンハルトが2時間だなんて無理だ。
レオンハルト)くそぅ、強すぎる…。
フユニャンにかかれば1発なのだが、レオンハルトの力では上手くいかない。
(ドドドドドドド！！！)
レオンハルト)くっ！
モンスターが襲いかかる、そんな時。
(ザクッ！！！)
レオンハルト)なっ！
地面に刺さったのは、燃えるように赤い聖剣、第2位聖剣だ。
レオンハルト)まさか。
上を見た、そこにはメタナイトが顔を出していた。
メタナイト)教師からの贈り物だ。
レオンハルト)…。
適合者以外、そして、その聖剣よりも満たない力を持つ者が使うには、短時間で決着をつけなければならない、ハイネは確信したのだ、今のレオンハルトの剣では太刀打ちできないと、だから託した。
レオンハルト)ハイネ…。
覚悟を決めて剣を取る、そこからは嘘のように体力が回復し、力が宿る、何枚かお札が貼ってあるため、色々と身体の負担が無い、しかしその分制限時間も残されていない、チャンスは1回だけ、かわしたらメタナイトに手伝ってもらうしかない、覚悟を決めて、レオンハルトは地面を蹴った。
レオンハルト)おーりゃー！！！！！！！！
思いっきり剣を振り下ろす、モンスターの身体を真っ二つに切断した、そしてモンスターは消滅した。
レオンハルト)はぁ…。
剣を手放して座り込む。
リヒト)レオ兄大丈夫！？
兄弟達が駆けつける。
レオンハルト)そんなことより！ハイネは！？
ブルーノ)今フユニャン王が治してくれている。
部屋。
ハイネ)おや王子。
レオンハルト)お前…治ったのか？
USAピョン)フユニャンが風邪を治す魔法を覚えたんダニよ。
フユニャン)半分はゆりもやってくれたんだけどね。
ゆり)(｀・∀・´)エッヘン!!
レオンハルト)ちぇ。
ゆり)おや王子、ヤキモチかなぁ？
レオンハルト)うるさい！！
笑い声が響いた。

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