△96話 ページ6
「──そこまでです」
「どういうことだ？」
「──この旗印戦、家康君の勝利とします」
「家康の勝ち？」
「うんにゃ、おいば見てみい！まだピンピンしとったい！」
家康派の人たちが去る中、床に一人倒れていた
それは……
『ほ、本多くん！？』
「本多！！」
「本多ほどの男がやられたとは…」
「信じられません、本多君が…まさかあの中の誰かが？」
「いや、あんな雑魚どもにやられるような男ではない」
『つまり…』
「つまり…なんだ？」
『…何でもない。誰がやったんだろう』
「どうなってやがんだ、…？」
『ん？井伊くん、それなに？』
「それは？」
「『この勝負、お前らの負けだ。新たな裏切り者より』」
新たな裏切り者…？そんな馬鹿な。じゃあ本多くんはその裏切り者にやられたってこと？
「おい井伊。また君の仕業じゃ無いだろうな？」
「あぁ！？」
「君は一度全科があるからな」
『こら伊達くん。駄目だよ人を責めたら』
「……」
『井伊くんはあの一件以来、猛省してるの。仮に裏切り者が井伊くんだとしても徳川くんの性格上一蹴される可能性が高い。一度裏切ったゴミは要らない的なね』
「…そうだよ、俺じゃねぇ」
「じゃあ、誰だろうな？」
「加藤、おめぇだろ？」
「くさ？」
「じゃあ龍造寺、お前か？」
「違うわい！前田！」
「俺じゃねぇよ！」
『はぁ……目の前で人が倒れとるんじゃ、そげんことしちょらんで、誰か本多を保健室に連れて行けや！動け！！』
「「「……ハイ」」」
私が怒鳴ったことに驚いたのか、教室が物音一つもしない静寂に包まれる。その後に酒井くんや榊原くんが本多くんを保健室に連れて行った
あぁ…皆に向かって怒鳴ってしまった。謝っとこう
『みんな、いきなり怒鳴ってごめんなさい…言い争ってほしくないって言うか、疑い合うのは止めてほしいと言うか…ごめんなさい』
「あ、あぁ…いいんだよ。俺らの方こそすまなかった」
「全く、Aを謝らせるとは…井伊」
「…んだよ、元はと言えばてめぇのせいだろうが！伊達！」
「やめないか！Aが言ったばかりだろう、言い争うのはやめろ！」
『……仲いいね。伊達くんと井伊くん』
「「はぁ！？」」
「仲良かねぇよ！」
「同感だ。君とは仲はよろしくないっ！」
『超仲いいじゃん、このこの〜』
肘で軽く2人をつつくと、口ごもりながら黙った
仲が良いのは良いことだよね…うん、そういうことにしておこう
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a-ya(プロフ) - 私はこの作品が大好きです！もう更新されないのでしょうか…🥺 (10月15日 19時) (
レス) @page26 id: 672b289667 (このIDを非表示/違反報告)
オタくん(プロフ) - なんか懐かしく感じます！更新待ってます！！ (8月7日 14時) (レス) @page26 id: 487a14ebf8 (このIDを非表示/違反報告)
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