僕らと主のお菓子なお話【刀剣乱舞】 (ページ1)

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レモンキャンディー『へし切長谷部×女審神者』ページ1

｢主､書類を片付けてください｣

『え～
やだぁ～』

『すまほ』と呼ばれる小さな絵箱を弄る主

｢駄目です､今日こそはやってもらいますよ｣

『へっしーがやればいいじゃん
今は働きたくないの～』

｢貴女が働きたくないのは何時もでしょう？｣

『ばれたぁ??』

えへへと笑う主

主につけられたへっしーと言う渾名
いつも近侍をやらせてもらえてお側に居られる
そんな距離感をもどかしいと思うのは主に抱いてしまった恋心のせいだろう

｢俺も手伝いますので､一緒にやりましょう｣

『いいの?!』

畳に寝ていた主が勢いよく立ち上がる

｢今日は特別です
本当に､主は俺がいないと何も出来ないんですから｣

『うん､私へっしーがいないと何も出来ない
だからさ､これからも私のお世話してよね?
長谷部』

可愛らしい笑みで言う主に収まらない胸の鼓動

この恋心はもう末期なのかもしれない

｢何をご冗談を…｣

『私､結構本気だけど?』

いつもの緩い顔ではなく､真剣な顔で言われ､より一層早くなる胸の鼓動

｢主､それってどう言う『ちょっと水飲んでくる!!』………主｣

主の耳が真っ赤に染まっていたのはきとっ俺が赤いから

(ついに告白紛いなことをしちゃった～)

(主も意気地なしかぁ？)

(鶴殴るよ??)

(すまんすまん､でも長谷部も結構嬉しそうだぞ)

(はぁ？！)

へし切長谷部×ニート系審神者
レモンキャンディー
甘酸っぱい青春の様な恋