中原と太宰と時々私 ツヴァイ！！【文豪ストレイドッグス】【学パロ】

腐女子と霹靂 ページ37

「あら、A先輩はとっても絵がお上手なんですねぇ」
「ありがとうナオミちゃん。今日も可愛いねぇ」

「A先輩もとても可愛いですわ」
「そういうことを抱きつきながら言うと私じゃなければ勘違いするからやめなね？？」

「ですが本当ですよ？」
「本ｯｯｯｯ当にナオミちゃんは可愛いね！！一日中愛でていたいね！！！」

「やめてナオミちゃん！！僕のAから離れて！！！」


私に抱きついたことが気に入らないのか乱歩兄ちゃんは谷崎くんに目線を送り､谷崎くんはナオミちゃんの袖をぐいと引っ張りべりっと私からはがした。何すんだ折角のナオミちゃんの抱擁を。おい。谷崎兄妹かコラ。けしからんもっとやれ。

しかしたった今、賢治くんに抱きつかれて背中は埋まったんですけどね。


「賢治くん、なんか、大きくなったね…」
「なんですかA先輩、親戚の人みたいな言い方して」
「いやいや、最近あってなかったからねぇ」


久しぶりーとぎゅっと抱きしめると賢治くんも抱きしめ返してくれる。ああ可愛い弟みたい弟欲しい賢治くん欲しい。でもそろそろ身長抜かされそうで怖い。まじ怖い。
中等部の子とはこういうイベントごとがないとあんまり逢えないのがツラい。

ぎゅーってしてくる賢治くん可愛すぎツラァ。今日は夢野くん一緒じゃないの？？？？？？？？ねぇ一緒じゃないの？？？？？賢Qは？？？？？？？？？？？


「あ、乱歩さーん、夢野くんと鏡花ちゃんはちょっと遅れるみたいですー」
「解った。丁度今Aからポスター案を受け取ったところ。先に業者へ発注に入るから」
「えー！ポスター出来たんですか！？見せてください見せてください！」


ポスターなどをコピーしてくれる格安会社のリストを作ってきたらしく、ナオミちゃんがバッグから取り出した資料を乱歩兄ちゃんは一枚ずつ丁寧に見ていった。うん、仕事しているところはカッコイイんだけどね。


「今僕をカッコイイと思ったでしょ？」
「あ、こっち向かない方がいい」
「A！！」

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