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そう言うやいなや、先輩たちはそれぞれに何かしらの奇行を起こす。あ、瀬戸先輩と花宮先輩は違うけどね！
古橋先輩は投げたボールがゴールに当たって跳ね返って頭に思いきり当たり、山崎先輩は自分の足でもつれて勢いよく転び、原先輩は目の前で口をぱくぱくと動かし、開いて閉じてを繰り返している。
「わ、」
「？」
「わあああああごめん！！？なんか嫌だった！？というかこんな男ばっかのところやっぱ女の子は嫌だよねごめんね！！！！いやほんと、ほんともう嫌なら言ってくれていいから.....その時はみんな女装するから....」
「は？おい原おまえ今何言ってんのか分かってる？？？？？」
「うるさい花宮はちょっと静かにしてて！！！！！」
それまでニヤニヤと三人の行動を見ていた花宮先輩が、原先輩の発言に驚いて話しかける。
でも今の原先輩には言葉を遮る邪魔な発言でしかないからか、ぴしゃりとはねのけられた。あれは多分聞いてすらないな。
「なんかあったら全部言ってくれていいからさあ、だから家出はやめてよ俺ショックで昼しか寝れなくなるから....くそ寂しいから....今めっちゃやんわり反抗期になった娘と話してる気分....世の中のお父さんお疲れ様です」
とうとうどこか遠くを見つめ始めてしまった原先輩を始めとしたとち狂い先輩ズをさすがに可哀想に思ったのか、瀬戸先輩と花宮先輩が口を挟む。
「ねえ璃斗、それ、違うでしょ。」
「あっれえ、ばれちゃいました？？？」
「ったりめえだろーがバァァァァァカ、こいつらの収拾がつかなくなる前に言ってやれよ、面倒だから。」
それに「分かりましたよう、あああもうネタバレかあ。」とかブツブツ言いながら、地面に倒れふしている原先輩へと近づく。
さっきと逆になったな、なんて思いながらも、きちんとスカートが地面につかないようにしてしゃがんだ。
「ごめんなさい原先輩、おふざけがすぎました。私べつに、中学時代の先輩たちがこいしくなったりとかしてないんです。」
「え」
「ちょっとした冗談のつもりで言ったんです。でもまさかここまで大事になるとは思わなくて、....ごめんなさい。」
「え.....まじ...？」
「はい。まじです。本当とかいてまじと読みます。」
原先輩は上げた顔をまた下に向けて、はあああああああああああああああああああああああ、と吹部にスカウトされそうなくらいに長いため息をついた。
怒ったかな、なんて考えながら、原先輩が話しはじめるのを待った。
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織叶(プロフ) - じゅんこさん» 初めまして！そう言っていただけて何よりです。とても励みになります、ご読了ありがとうございました！！ (2018年8月3日 0時) (
レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんこ(プロフ) - めっちゃおもしろいかったです！ (2018年8月2日 3時) (レス) id: 15b677e26e (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！一応完結までのイメージはあるので、それまで読んでもらえたら幸いです。応援ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月20日 5時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
きななん:)湯豆腐。(プロフ) - コメ失礼します。面白いです！更新頑張ってください(о´∀`о) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 603cf921d7 (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - 詠宮さん» コメントありがとうございます！んふふ、ニヤニヤしてもらえたらこちらこそ最高です...！これからも霧崎第一の青春をよろしくお願いします！ (2017年11月15日 22時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織叶 | 作成日時：2017年11月13日 15時
