再会 ページ1
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高校生になった私は、知人に会いに行くため体育館に向かっていた。
今日は練習が無いから、あの人とその周りの人しかいないのは確認済みだ。
体育館の扉を開ければ、そこには身長以外変わらない、見知った後ろ姿があった。
「花宮さあああああああ」
と叫びながら私は全力で突進する。
多少驚いた顔をしながらも、よろめく事もなく片手で受けとめるその人。
ああようやく会えたのだという喜びで、緩みきった顔を隠すように、花宮さんのみぞおちあたりを頭でぐりぐりと押した。
「おいそれやめろ、地味にいてえ。」
わあ筋肉やっばいな〜〜！とか考えていると、花宮さんは私の頭を引き剥がしてくる。
「んふふ、ごめんなさい、つい....
というか酷いですね、久しぶりの再会だというのに！そーんな事しか言ってくれないんですか？？」
「相変わらず変な笑い方だなお前。嫌だね、面倒。」
「んんんばっさり.....。」
と、そこで私はようやく気づいた。そういえば花宮さんのご友人も居たんだっけと。
花宮さんから目線を外し、その奥を見ると彼らはじっとこちらを見ていた。いや若干一名寝てるんだけどね。
目があった(ような気がした)薄紫色の髪の人が言う。
「はなみゃー、そのコだれ？？なーんか知り合いっぽいけど〜〜。」
「バッカ、花宮が素ってことは間違いなく同類だろ。」
「おい原！てめーその呼び方やめろって言ったろーが。」
はな、みゃー。そう言ったのは気のせいじゃなかったのか。
はなみゃー、はなみゃー、はなみゃー。頭の中で数回繰り返すと、じわじわと笑いが込み上げて来る。
「んっふふふふふ、はなみゃー、ですか！うぇっ、わらう....んふふふふふふふふふふふ、うぇっ、っげほ！」
「お前もだよ璃斗！笑いすぎだろふざけんな！！」
顔を赤くして怒るはなみゃー....花宮さんが面白い以上に可愛らしく見えて、即座にスマホを取り出して連写した。
ムービーは既に隣で死んだ目の人が撮っていた。....えっ、速くない？やばい。
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織叶(プロフ) - じゅんこさん» 初めまして！そう言っていただけて何よりです。とても励みになります、ご読了ありがとうございました！！ (2018年8月3日 0時) (
レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんこ(プロフ) - めっちゃおもしろいかったです！ (2018年8月2日 3時) (レス) id: 15b677e26e (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！一応完結までのイメージはあるので、それまで読んでもらえたら幸いです。応援ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月20日 5時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
きななん:)湯豆腐。(プロフ) - コメ失礼します。面白いです！更新頑張ってください(о´∀`о) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 603cf921d7 (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - 詠宮さん» コメントありがとうございます！んふふ、ニヤニヤしてもらえたらこちらこそ最高です...！これからも霧崎第一の青春をよろしくお願いします！ (2017年11月15日 22時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：織叶 | 作成日時：2017年11月13日 15時
