本物の私【黒尾鉄郎】part5

本物１９０ ページ4

貴方Side




黒尾「A。」




貴方「あ、クロ。」




しまった。クロが居る事忘れてた。




完全にクロを空気にしてしまった！




貴方「もう夜遅いし、色々疲れたでしょ？早く風呂入って寝なよ。」




黒尾「あぁ。そうさせてもらう。」




貴方「また明日。」




黒尾「あぁ。」




クロは私の部屋を出て行った。




貴方「さて。私も風呂に行くとしようかな。」




キル「私も行く〜！」




貴方「お前と風呂は絶対にいやだ。」




キル「何でよ！？」




なんやかんやで風呂に向かった。




キル「さっすが死神ちゃん！安定のシックスパック！」




貴方「そんなにない。」




まぁ、色々鍛えて来てたから体つきはいい方だと思う。




なんて。




クロは女の子らしい子が好きって言ってたからなぁ。




私は全く違うね。




こんな事考えちゃうのも、まだクロが好きって証拠。




でも、もう駄目だよ。




忘れなきゃ。




私が居ると、クロ達は幸せになれない。




私は、裏で生きていくべき人間だ。




こんなに血で汚れた人間は、クロ達のいる世界に行ってはいけない。




皆を、汚してしまう。




そう言えば、日本の昔の本にこんなのがあったっけ。




汚れちまった悲しみに




あぁ、私にぴったりね。




汚れた人間は、綺麗な人間には触っちゃいけない。




綺麗な人間を、きっと汚してしまうから。

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